大宮八幡宮献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成29年5月13日(土)、大宮八幡宮(東京都杉並区)において、千 玄室大宗匠の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、鎮守府(ちんじゅふ)将軍(しょうぐん)(みなもとの) 頼義(よりよし)が、「(ぜん)九年(くねん)(えき)」出陣に際し、大宮の地で白雲がたなびく光景に出会い、それがまるで源氏の白旗がひるがえるようであったことに勇気づけられ、役平定後の康平6年(1063)に源氏の氏神である(いわ)清水(しみず)八幡宮(はちまんぐう)(京都府八幡市)の分霊をここに勧請したのがはじまりとされています。ご祭神として(おう)(じん)天皇・仲哀(ちゅうあい)天皇・(じん)(ぐう)皇后の八幡三神をお祀りしています。身籠ったまま出陣し、帰陣後、無事に応神天皇を出産したという神功皇后安産の故事にちなみ、安産・子育ての八幡さまとして多くの参拝客が訪れています。同宮の鎌田紀彦(としひこ)宮司は、東京第六東支部支部長に就任されています。
  午前10時、大宗匠は本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、清涼殿に古屋宗宣氏(東京第七東支部参与)担当の濃茶席が、茶室「神泉亭」に稲垣宗京氏(同支部副幹事長)担当の薄茶席が、境内に同青年部・同学校茶道連絡協議会担当の立礼席が設けられ、大宮幼稚園では園児たちによる一碗のおもてなしが本庄八郎老分をはじめとする参列者にありました。


濃茶席(古屋宗宣氏担当) 薄茶席(稲垣宗京氏担当)


立礼席(青年部・学校茶道連絡協議会担当)


園児茶席(大宮幼稚園担当)