白山神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成29年4月10日(月)、白山(はくさん)神社(じんじゃ) (新潟市中央区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、平安時代に新潟の地に加賀国の白山比(しらやまひめ)神社(じんじゃ)(石川県白山市)を勧請して創建されたのがその始まりとされますが、詳しい時期は不明です。主祭神は、菊理媛(くくりひめ)大神(おおかみ)(白山比淘蜷_)、伊邪那(いざな)()(のみこと)伊邪那(いざな)()(のみこと)の三柱で、家内安全、商売繁昌、縁結びなどのご利益で知られ、港町新潟の発展とともに新潟総鎮守として篤く崇敬されてきました。今年は白山開山1,300年にあたります。
  午前10時、家元は伊住公一朗様、大谷宗裕様と共に本殿に進まれ点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、神社に隣接する白山公園内の「燕喜館(えんきかん)」に新潟支部(関昭一支部長)参与担当の濃茶席が、境内の「白山会館」に同支部幹事担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。
  なお家元は、祖父淡々斎宗匠が昭和33年6月15日に献茶されたことにちなみ境内に建立された記念碑を訪れ、淡々斎宗匠を偲ばれました。


濃茶席(新潟支部参与担当) 薄茶席(同支部幹事担当)


利休居士十四世淡々斎千宗室献茶記念之碑