川崎大師献茶式
―千 敬史様奉仕―




  平成29年4月9日(日)、金剛山金乗院(きんじょういん)平間寺(へいけんじ)(神奈川県川崎市)において、千 宗室家元の
ご名代千 敬史様の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同寺は、真言宗智山派の大本山で「川崎大師」の名で知られています。地元の平間兼乗(ひらまかねのり)が、42歳の厄年に弘法大師像を海中より引き揚げ草庵にお祀りしていました。のちに高野山の(そん)(けん)上人がこの草庵を訪れ、大治3年(1128)共に力を合わせ、厄除弘法大師像をご本尊に、兼乗の姓を寺号にして一寺としました。以来「厄除けのお大師様」として多くの人々の帰依を受け、今日に至っています。
  午前10時、敬史様は万紀子様とともに大本堂に進まれ、点前座に着座。大護摩供が厳修されるなか、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、平間寺茶道教室担当の拝服席(濃茶席)が「中書院」に、川崎支部(斎藤文夫名誉支部長・加藤哲郎支部長)担当の薄茶席が「金剛閣」3階に、川崎青年会議所担当の薄茶席が「信徒会館」3階に、川崎青年部担当の慈善席(立礼席)が同館1階に、川崎学校茶道連絡協議会担当の呈茶席が「客殿」総受付に設けられ、参列者ほか多くの参拝者にも一碗が呈されました。


濃茶席(平間寺茶道教室坦当) 薄茶席(川崎支部担当)


薄茶席(川崎青年会議所担当) 立礼席(川崎青年部担当)


呈茶席(川崎学校茶道連絡協議会担当)