鶴岡八幡宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成27年10月19日(月)、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、康平6年(1063)の前九年の役で奥州を平定した源 頼義が、戦勝を祈願した源氏の氏神である京都の石清水八幡宮を、由比郷鶴岡(現在の鎌倉市材木座1丁目付近)に分祀したことに始まります。ご祭神は、(おう)(じん)天皇(てんのう)比売(ひめ)(がみ)(じん)(ぐう)皇后(こうごう)の3神です。源氏再興を果たした源 頼朝によって現在の地に移され、さらに建久2年(1191)には本宮・若宮の社殿が整備されました。現在の社殿は、江戸時代に将軍徳川家斉によって造営されたものです。
  午前10時、家元は、千 敬史様、万紀子様とともに本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、「(しゃ)心亭(しんてい)」に齋藤隆晴氏(鎌倉支部副支部長)、「常陸席」には武江宗里氏(同支部元常任幹事)がそれぞれ担当する副席が、会館ホールに鎌倉支部学校茶道が担当する立礼席が設けられ、上野 孝関東第三地区長、衆議院議員の浅尾慶一郎氏(同支部顧問)をはじめとする参列者に一碗が呈されました。


副席(齋藤隆晴氏担当) 副席(武江宗里氏担当)


立礼席(鎌倉支部学校茶道担当)