万松院献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―




  平成27年10月18日(日)、長崎県対馬市の天台宗(ばん)松院(しょういん)において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。
  同院は、元和元年(1615)、対馬宗家第20代宗 義成が父(よし)(とし)の菩提を弔うため創建し、以後同家の菩提寺となりました。歴代藩主とその一族の広大な墓所は、萩市の東光寺の毛利家墓所、金沢市の野田山の前田家墓所と並び日本三大墓所の一つとされ、史跡に指定されています。本年は創建400年にあたり、それを記念して献茶式が行われたものです。ご本尊は如意輪観音です。
  午前9時30分、本堂に入られた大宗匠は、対馬支所会員はじめ九州地区の同門社中などの参列者の見守る中、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご本尊に捧げられました。




  献茶式に際して、近隣の西山寺に対馬支所(戸田秀峰支所長)担当の薄茶席が、同じく対馬学校茶道・青年部担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


薄茶席(対馬支所担当) 立礼席(対馬学校茶道・青年部担当)