塩竃神社献茶式
―千 敬史様奉仕―




  平成27年10月5日(月)、塩竃神社(宮城県塩竃市)において、千 宗室家元のご名代
千 敬史様奉仕による献茶式が執り行われました。
  同社は、東北鎮護・海上守護の陸奥国一宮として古くから人々の崇敬を集めてきました。奈良時代には国府と鎮守府を兼ねた多賀城が付近に設置され、その鬼門を守り精神的支柱になったとされています。別宮に主祭神である塩土(しおつち)()(ぢの)(かみ)、左宮に(たけ)(みか)(づち)(のかみ)、右宮に経津(ふつ)(ぬし)(のかみ)をお祀りしています。重要文化財に指定されている社殿は、伊達家四代藩主綱村公から五代吉村公の二代にわたって造営されたものです。
  午前9時30分、敬史様は、家元夫人、伊住公一朗様とともに本殿に入られ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、大講堂に篠原宗由氏(宮城支部参与)担当の濃茶席が、斎館に佐藤宗智氏(同支部)担当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(篠原宗由氏担当) 薄茶席(佐藤宗智氏担当)