貴船神社献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




 　平成27年7月7日(火)、貴船(きふね)神社(京都市左京区)において、千 宗室家元のご名代
 　伊住公一朗様の奉仕により、「貴船の水まつり」にともなう献茶式が執り行われました。このおまつりは、毎年七夕の日に行われ、古来の雨乞神事に由来し、慈雨を願い、水の恩恵に感謝を捧げるためのものです。
 　同社は、賀茂川の水源地に位置し、ご祭神として本宮には高龗(たかおかみの)神(かみ)が、奥宮には闇龗(くらおかみの)神(かみ)が祀られており、両神ともに降雨・止雨・灌漑を司る龍神とされ、中宮(なかみや)の結社(ゆいのやしろ)には縁結びの神である磐(いわ)長(なが)姫(ひめの)命(みこと)が祀られています。その創建は古く、天武天皇の時代(673〜686)にはすでに社殿の造(ぞう)替(たい)が行われたと伝えられています。
 　午前10時、献茶式に臨まれた公一朗様は本宮本殿に入られ、点前座に着座。本宮の境内より湧き出る御神水を用いて濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




 　献茶式に際して、貴船川のほとりの「ひろや」に京都南支部（平井義久支部長）担当の本席が、同じく「ふじや」に京都東支部(内田昌一名誉支部長・佐竹力總支部長)担当の副席が設けられ、武田隆男京都支部連合会会長をはじめとする参列者に一碗が呈されました。


本席(京都南支部担当) 副席（京都東支部担当）