吉田神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成26年11月4日(火)、吉田神社 (京都市左京区)において、千 宗室家元の奉仕により献茶式が執り行われました。
  同社は、中納言藤原(ふじわら)山蔭(やまかげ)により貞観元年(859)平安京の鎮守神として建御賀豆知命(たけみかつちのみこと)伊波比(いはい)主命(ぬしのみこと)天之子八(あめのこや)根命(ねのみこと)比売神(ひめかみ)の神々を奈良の春日大社から吉田山に勧請し創建されました。鎮座地の吉田山は古来より「神楽岡(かぐらおか)」と呼ばれた神の集う聖地でした。室町時代より行われている「節分祭(せつぶんさい)」は例年数十万人もの参拝者でにぎわいます。
  午前10時、家元は、家元夫人、千 敬史様、千 万紀子様とともに本宮前の舞殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、儀式殿に今日庵担当の拝服席が、客殿に京都南支部(平井義久支部長)担当の副席、参集殿に京都北支部(西村彦兵衛名誉支部長、富田謙三支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


副席(京都南支部担当)