伏見稲荷大社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成26年10月24日(金)、伏見稲荷大社 (京都市伏見区)において、千 宗室家元の奉仕により献茶式が執り行われました。
  同社は、和銅4年(711)初午(はつうま)の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したのが始まりと伝えられ、全国に約3万社ある稲荷社の総本宮で、初詣には近畿地方で最も多い参拝者を集めます。ご祭神は、宇迦之(うかの)御魂(みたまの)大神(おおかみ)佐田彦(さたひこの)大神(おおかみ)大宮能売(おおみやのめの)大神(おおかみ)田中(たなかの)大神(おおかみ)(しの)大神(おおかみ)の五柱の神々で、これら五柱のご祭神名は、稲荷大神のご神徳の神名化されたものです。商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神として多くの信仰を集めています。
  午前10時、家元は、家元夫人、千 敬史様、伊住公一朗様、伊住禮次朗様とともに本殿に進まれ、点前座に着座。濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、社務所に今日庵担当の拝服席、「松の下屋」に京都南支部(平井義久支部長)担当の副席、儀式殿二階に裏千家学園3年生担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


副席(京都南支部担当) 立礼席(裏千家学園3年生担当)