鶴岡八幡宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成26年10月22日(水)、鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、康平6年(1063)源頼義が、源氏の氏神である京都の石清水八幡宮を鎌倉の由比ヶ浜付近に勧請したことに始まります。ご祭神は、(おう)(じん)天皇(てんのう)比売(ひめ)(がみ)(じん)(ぐう)皇后(こうごう)の三神です。治承4年(1180)に源頼朝によって現在の地に移されました。壮麗な本宮は、文政11年(1828)江戸幕府11代将軍徳川家斉によって造営されたもので、若宮とともに国の重要文化財に指定されています。
  午前10時、家元は、千 敬史様、千 万紀子様とともに本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。
  献茶式に際して、「(しゃ)心亭(しんてい)」に木村宗令氏(鎌倉支部元幹事)、「常陸席」には藤崎宗芳氏(同支部幹事)がそれぞれ担当する副席が、会館ホールに鎌倉支部学校茶道が担当する立礼席が設けられ、
上野 孝関東第三地区地区長をはじめとする参列者に一碗が呈されました。


副席(木村宗令氏担当) 副席(藤崎宗芳氏担当)


立礼席(鎌倉支部学校茶道担当)