静岡浅間神社献茶式
―伊住公一朗様奉仕―




  平成26年10月9日(木)静岡市宮ヶ崎町の静岡浅間せんげん神社において、千 宗室家元のご名代伊住公一朗様の奉仕による献茶式が執り行われました。

  静岡浅間神社は、市街地に接する賎機山しずはたやまの麓に鎮座し、神部かんべ神社、浅間あさま神社、大歳御租おおとしみおや神社の三社の総称。平安時代の延喜元年(901)醍醐天皇の勅願によって静岡県富士市宮町の富士山本宮浅間大社を勧進して創建されたのを縁起としています。主祭神として此花咲耶姫命このはなさくやひめのみことを祀り、夫神の瓊々杵命ににぎのみこととその母神である栲幡千々姫命たぐはたちじひめのみことを合わせ祀っています。江戸時代に再建された漆塗り、極彩色の社殿群社殿は、俗に浅間造りと呼ばれ、大拝殿などが国の重要文化財に指定されています。

  同日、午前11時、境内を参進された公一朗様は、拝殿にて濃茶・薄茶二碗を謹点され、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際しては、淡交会静岡支部(木宮和彦支部長)役員による濃茶席、また同支部青年部による薄茶席が設けられ、参列者に一碗の茶が呈されました。


静岡支部役員担当濃茶席 静岡支部青年部は知新棚による薄茶席


  また、献茶式の前日には、公一朗様を迎えて地元静岡支部主催の懇親会がホテルアソシア静岡において開催されました。浅間神社に伝わる祭囃子の演奏に続いて、木宮一邦支部長、公一朗様の挨拶の後、西村予史男副支部長より乾杯のご発声。公一朗様を囲んで和やかなひと時となりました。
  終わりに、水野彰一副支部長による挨拶で懇親会は締めくくられました。


公一朗様ご挨拶 祭囃子の演奏


木宮支部長挨拶 西村副支部長による乾杯の発声