北海道神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  平成26年7月2日(水)、北海道神宮(札幌市中央区)において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  同宮は、明治天皇の(みことのり)により、明治2年9月1日東京で「北海道鎮座神祭」を斎行。北海道開拓・発展の守護神、大国(おおくに)(たまの)(かみ)大那牟遅(おおなむち)(のかみ)少彦(すくひこ)名神(なのかみ)の三柱の神が鎮斎されたことにはじまります。同3年、札幌に仮社殿が建てられ翌年現在地に社殿が営まれ、社名を「札幌神社」としました。さらに昭和39年には明治天皇を増祀し、「北海道神宮」と改称、名実ともに北海道の総鎮守となりました。
  午前10時、家元は、千 敬史様、伊住公一朗様、大谷宗裕様とともに本殿に進まれ点前座に着座。多くの参列者が見守る中、濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神へ捧げられました。




  献茶式に際して、直心亭に山口宗恵氏(札幌第一支部参与・名誉師範)担当の拝服席、参集殿に網走支部(宮川隆昌支部長)担当の立礼席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


拝服席(山口宗恵氏担当) 立礼席(網走支部担当)