山王日枝神社献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  6月17日(金)、山王日枝神社(東京都千代田区) において、千 宗室家元の奉仕による献茶式が執り行われました。
  徳川家康の江戸入府以来歴代の将軍よりこの地の鎮守として崇敬されてきた同社は、一般には「山王さん」と呼ばれ親しまれてきました。山・水を司る大山昨(おおやまくひ)(のかみ)を主祭神とし、相殿に(くに)(とこ)(たち)(のかみ)足仲彦(たらしなかつひこ)(のみこと)伊弉冉(いざなみ)(のかみ)を合祀しています。なお日本三大祭の一つ「山王(さんのう)(まつり)」が毎年6月に行われています。
  午前10時、家元は、家元夫人、千 万紀子さん、伊住公一朗氏とともに社殿に入られ濃茶・薄茶二碗を謹点し、ご祭神に捧げられました。




  献茶式に際して、本殿会館「高砂の間」に加賀美 郷氏(老分・淡交会東京第三西支部支部長)担当の濃茶席、山王閣に北川宗澄氏(淡交会特別参事・同関東第一地区地区委員長)坦当の薄茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


濃茶席(加賀美 郷氏担当) 薄茶席(北川宗澄氏担当)