光明寺法然上人800年御遠忌献茶式
―千 宗室家元奉仕―




  4月20日(水)、西山浄土宗総本山 光明寺(京都府長岡京市)において、法然上人の800年御遠忌にともなう献茶式が千 宗室家元の奉仕により執り行われました。
  法然上人は長承2年(1133)、現在の岡山県久米郡久米南町に生誕。当時の仏教の最高学府であった比叡山で修学し、承安5年(1175)、比叡山を下りて、念仏を唱えれば誰でも極楽浄土に往生できるという浄土宗の教えを広めました。同寺は建久9年(1198)、「平家物語」で有名な武将、熊谷次郎直実が法然上人を勧請し、光明寺の前身である「念仏三昧院」を建立したことが始まりとされ、法然上人が日本で最初に念仏の法門を説いた地としても知られています。
  午前10時、家元は、千 万紀子さん、伊住公一朗氏、禮次朗氏とともに御影堂に入られ、濃茶・薄茶二碗を謹点、濃茶を法然上人に、薄茶を東日本大震災犠牲者に捧げられました。




  献茶式に際して、蓮生閣に沢田宗英氏(京都南支部・安養寺住職)担当の本席が設けられ、参列者に一碗を呈しました。


本席(沢田宗英氏担当)