建仁寺献茶式
−千 玄室大宗匠奉仕−


法堂の「双龍図」


  6月5日、建仁寺(京都市東山区)において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が行われました。
  臨済宗建仁寺派の大本山である同寺の開山栄西禅師は中国から持ち帰った茶を栽培し、『喫茶養生記』を著して喫茶の風習を日本に伝えたことで知られています。
  裏千家では13代家元円能斎宗匠の時代から、6月5日の開山忌に献茶式を奉仕することが恒例となっています。
  午前10時、大宗匠は法堂(はっとう)において、献香に続き濃茶一碗を謹点、栄西禅師に捧げられました。




  また、清涼軒に金澤宗維業躰担当の本席、大中院に淡敬会担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


本席(金澤宗維業躰担当) 副席(淡敬会担当)