伊勢神宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  5月13日、三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮において、千宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。
  伊勢神宮の正式名称は「神宮」で、(こう)大神宮(たいじんぐう)内宮(ないくう))と豊受(とようけ)大神宮(だいじんぐう)外宮(げくう))の両正宮を中心に14の別宮・109の摂社・末総社・所管社を合わせ125社にも及ぶ一大神社群の総称です。
  皇大神宮には皇祖神である天照大御神あまてらすおおみかみ、豊受大神宮には五穀の神である豊受大御神とようけおおみかみが祀られ、「お伊勢さん」の愛称で古来より多くの人々の崇敬を集めています。




  午前10時、内宮神楽殿に入殿された家元は、献炭の儀に引き続き濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神の天照大御神に捧げられました。
  献茶式に際して、伊勢神宮饗膳所に拝服席(今日庵担当)、故松下幸之助氏が献納された茶室に今日庵席、参集殿に三重南支部(松田和祐支部長)、おはらい町通の五十鈴(いすず)(じゅく)左王舎に三重北支部(廣田武支部長)担当の副席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


今日庵席


副席(三重南支部担当) 副席(三重北支部担当)