下鴨神社献茶式

―千 玄室大宗匠奉仕―

5月7日、京都市左京区の広大な糺(ただす)の森に鎮座する下鴨神社（賀茂(かも)御祖(みおや)神社(じんじゃ)）において、 千 玄室大宗匠奉仕の献茶式が執り行われました。  　賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）、玉依姫命（たまよりひめのみこと）を祀る同社は、上賀茂神社（賀茂(かも)別(わけ)雷(いかづち)神社(じんじゃ)）とあわせて「賀茂社」と総称され、両社の祭事である5月15日の賀茂祭（葵祭）は、祇園祭、時代祭とともに京都三大祭の一つとしてその名を知られています。本年は千 宗室家元夫妻の長女･万紀子様が、葵祭の斎王代をつとめられます。

午前10時、殿舎内に進まれた大宗匠は、点前座に着座され、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご祭神に献じられました。  　献茶式に際して、供御所に拝服席（今日庵担当）、下鴨茶寮に京都西支部（黒田正名支部長）担当の薄茶席、参集殿に京都北支部（稲岡宗傳名誉支部長・西村彦兵衛支部長）担当の立礼席が設けられました。

薄茶席（京都西支部担当）	立礼席（京都北支部担当）