御香宮神社献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―
4月27日、千 玄室大宗匠は、
御香宮
(
ごこうのみや
)
神社(京都市伏見区)において献茶を奉仕されました。
御香宮神社は、
神功皇后
(
じんぐうこうごう
)
を主祭神とし、仲哀天皇、応神天皇ほか六柱の神を祀っています。はじめは「
御
(
み
)
諸
(
もろ
)
神社」と称していましたが、貞観4年(862)に境内から良い香りの水が湧き出たことから、清和天皇より「御香宮」の名を賜りました。
明治以降、その名の由来となった清泉は涸れてしまっていましたが、昭和57年(1982)に復興され「
石
(
いわ
)
井
(
い
)
の御香水」として伏見の七名水のひとつに数えられるようになり、昭和60年には環境省による「名水百選」にも選ばれました。
午前10時、本殿に進まれた大宗匠は濃茶・薄茶二碗を謹点され、ご祭神に捧げられました。
献茶式に際して、九社殿に拝服席(今日庵担当)、九香軒(京都北支部担当)と貴賓館(御香水保存会裏千家社中一同担当)に副席が設けられました。
副席(京都北支部担当)
副席(御香水保存会裏千家社中一同担当)