中宮寺献茶式
―千 玄室大宗匠奉仕―


  11月30日、中宮寺(奈良県斑鳩町)において、千 玄室大宗匠奉仕の献茶式が執り行われました。
  中宮寺は聖徳太子が母、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の願いにより創建されたと伝えられる聖徳太子建立七ヶ寺の一つです。本尊は国宝・菩薩半跏(はんか)像として知られる如意輪観音菩薩です。平安時代に衰微しますが、室町時代末の天文年間(1540年頃)に慈覚院宮尊智女王を初代門跡に迎えて復興し、以後門跡尼寺として今日に至っています。
  午前10時、本堂に入られた大宗匠は濃茶・薄茶二碗を謹点、如意輪観音菩薩に捧げられました。




  献茶式に際して、本殿奥御殿に今日庵席、本殿広間に下里宗恵氏(京都西支部参与)担当の副席が設けられました。


今日庵席 副席(下里宗恵氏担当)