長岡天満宮献茶式
―千 宗室家元奉仕―


  11月25日、京都府長岡京市の長岡天満宮において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  長岡天満宮は菅原道真公を祭神とします。由緒によれば、公は生前にこの地で在原業平らとよく詩歌管弦を楽しまれ、大宰府に流される途中にも立ち寄り「わが魂長くこの地に止まるべし」と名残を惜しんだと伝えられます。そのことから、自作といわれる公の木像を祀り天満宮が創建されたとされます。
  寛永15年(1638)に八条宮智仁親王によって境内の八条が池が築造されました。池の中堤両側に樹齢百数十年になるキリシマツツジが多数植えられ、花の季節には多くの人々で賑わいます。

  午前10時、家元は本殿に進まれ、濃茶・薄茶2碗を謹点、ご祭神である菅原道真公に献じられました。




  献茶式に際して、社務所広間に京都南支部(平井義久支部長)担当の本席が、また、錦水亭別館竹生園には長岡天満宮紅梅会担当の薄茶席が設けられました。


本席(京都南支部担当) 薄茶席(長岡天満宮紅梅会担当)