妙法院門跡献茶式
〜 千 玄室大宗匠奉仕 〜




  11月5日、京都市東山区の妙法院門跡において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

  妙法院門跡は京都市東山区にある天台宗の仏教寺院で、本尊は普賢菩薩、開基は最澄と伝えられ、青蓮院、三千院とともに「天台三門跡」と並び称されています。同寺の管轄下にある蓮華王院(三十三間堂)は、同寺院の仏堂です。後白河法皇や豊臣秀吉ゆかりの寺院としても知られています。
同寺での献茶式はこれまでになく、今回は「後白河法皇生誕八八〇年慶讃法要」として厳修されました。






  午前10時、大宗匠は宸殿にて、濃茶・薄茶二碗を献点。菅原信海門主を通じて、脇檀に掲げられた後白河法皇の御影(重文)に捧げられました。
  献茶式に際して、白書院に今日庵席が設けられ、また副席として御座之間に三互会の茶席が設けられ、参列者に一碗が呈されました。


今日庵席 副席:三互会席