塩竃神社献茶式

─千 玄室大宗匠奉仕─

宮城県塩釜市の塩竃神社において、10月5日、恒例の献茶式が千 玄室大宗匠の奉仕により執り行われました。  　松島湾千賀ノ浦を眼下に見下ろす塩釜市一森山の頂上に鎮座する塩竃神社は、創建1200年の歴史を誇る古社。鹽土老翁神（しおつちおじのかみ）、武甕槌神（たけみかづちのかみ）そして経津主神（ふつぬしのかみ）の三神、総称して塩竃神を祀り、古来より航海安全・国土開発・安産の神様として厚く信仰されていました。江戸時代に伊達政宗の保護を受け発展し、家内安全・延命長寿・海上安全・大漁満足・交通安全・安産の守護神として信仰されています。  　当日午前10時、神官の先導で拝殿に入られた大宗匠は、諸儀の後、濃茶・薄茶二碗を点じて、ご祭神に献じられました。  　献茶に際し、淡交会宮城支部（藤井 黎支部長）参与・岡崎宗留社中担当の濃茶席並びに佐々木宗孝社中担当の薄茶席が設けられ、参列者は心のこもった一碗を楽しみました。

献茶式	祭神に一碗を献上される大宗匠

岡崎宗留社中担当による濃茶席	佐々木宗孝社中担当による薄茶席