出雲大社献茶式
千 宗室家元奉仕


  9月20日、島根県簸川郡大社町にある出雲大社において、千 宗室家元奉仕による献茶式が執り行われました。




  国土開拓の神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を祀る同社は朝野の崇敬篤く、縁結びの神福徳の神として親しまれています。本殿は大社造を代表する建物で、高床造の単純な構造は古代の神社建築を純粋に伝えています。国宝の本殿は1744年に遷宮が行われました。

  午前10時、本殿で参拝を済まされた家元は、神楽殿に入殿され、山陰地区の同門社中らが見守るなか、献炭に続いて濃茶・薄茶二碗を謹点、ご祭神に献じられました。



一碗を献じられる家元


  淡交会島根支部担当の拝服席がおくにがえり会館に、倉吉支部担当(伊東資秘支部長)の薄茶席が社務所に設けられ、参会者に一碗が呈されました。


拝服席 薄茶席