諏訪大社献茶式
千 玄室大宗匠奉仕




  9月17日、長野県の諏訪大社上社本宮において、千 玄室大宗匠奉仕による献茶式が執り行われました。

  諏訪大社は、『古事記』にも登場するわが国最古の神社のひとつ。諏訪湖の南北に上社と下社に分かれ、さらに上社は前宮(諏訪市)と本宮(茅野市)、下社は諏訪郡下諏訪町に春宮と秋宮に分かれて2社4宮で構成されています。信濃国一之宮として広く天下の崇敬を集め、全国に分布する分社は1万有余社を数え、『お諏訪さま』、『諏訪大明神』と親しまれ、広く信仰を集めています。

  当日、午前10時、神官方の先導により幣拝殿へと進まれた大宗匠は、濃茶・薄茶の二碗を謹点、上社本宮のご祭神である建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)に献じられました。




  献茶に際し、長野県支部の奉仕により参集殿に、濃茶席、薄茶席そして立礼席の3席が設けられ、参会者に一碗が呈されました。


濃茶席 薄茶席