鎌倉大仏献茶式
千 宗室家元奉仕
新緑を渡る風も清々しい中


  風薫る5月14日、鎌倉の大仏様として有名な鎌倉市の高徳院において、鎌倉青年会議所主催による恒例の献茶式が、千 宗室家元奉仕により粛々と執り行われました。
  鎌倉時代に造営された阿弥陀仏は、その後、堂宇の罹災のため露座となりましたが、境内を囲む木々より頭を覗かせるお姿は、「美男におはす」と歌人・与謝野晶子も歌に詠んでいます。
  午前10時、多くの来賓、青年会議所メンバー、淡交会鎌倉支部会員、一般参拝者の見守るなか、家元は点前座に進まれ、濃茶・薄茶の二碗を謹点、ご本尊の阿弥陀如来座像に恭しく捧げられました


献茶式


  当日献茶に際し、奉賛添え釜3席が掛かりました。高徳院回廊において鎌倉青年会議所OBによる薄茶席、客殿において鎌倉青年会議所による立礼席、同じく客殿において淡交会鎌倉支部による薄茶席、点心は毎年恒例の立食形式で行われました。石渡コ一鎌倉市市長、久保田雅彦商工会議所会頭、堀部公允今日庵老分、蔵並定男淡交会鎌倉支部支部長、上野 孝同副支部長をはじめ、約600人が参列されました。


おねりを始められる一同 鎌倉青年会議所OBによる薄茶席

鎌倉青年会議所による立礼席 淡交会鎌倉支部による薄茶席