●つどい
献茶式に先立ち、午後1時15分より浄土ヶ浜パークホテルにおいて「つどい」が開催。会場には茶席が設けられ、ご家族やご親族を亡くされたりご自宅を流された被災会員の方々が席主を担当し、参列者に一碗を呈しました。
つどいでは、鈴木支部長が「今回の震災で本当に多くの悲しい思いをしましたが、それと同時に、困ったときに助け合うという、人としての温かい思いにもたくさん触れた気がいたします。私共はこれからも茶の道に励むとともに、しっかりと復興を進めていくことが、犠牲になられた方々のお心にも添う道であると思っております」と挨拶されました。
続いて達増拓也岩手県知事のメッセージが読み上げられ、その後、山口副市長の挨拶。そして家元が挨拶に立たれ「今回の献茶は、岩手支部の皆さんから直接お話を頂戴し実現することが出来ました。鎮魂の一碗を捧げるにあたり、未だ復興途中の大変な時期に、ご準備等で色々とご迷惑をおかけすることになってしまうのではないかと思い、今日まで延ばしてまいりました。開催にご尽力いただいた皆様に深く御礼申し上げます」と感謝の言葉を述べられました。続けて「これからも少しでも皆さんのお役に立てるように、色々な形で支援させていただければと思っています。本日はただ一心に、犠牲となった大勢の方の御霊が鎮まりますようにという思いで一碗をお供えし、多くの皆様の心が集まる一碗にさせていただきたいと思っております」と結ばれました。 |