カンボジア王国首相夫妻に呈茶




  12月16日(月)、日・ASEAN(東南アジア諸国連合)特別首脳会議出席のため来日中のフン・セン カンボジア王国首相ご夫妻が京都を訪問。京都迎賓館において一碗を喫されました。



  午後6時、首相ご夫妻一行は京都迎賓館「夕映えの間」にすすまれ、泉本宗悠今日庵業躰の解説のもと、鈴木宗慶業躰が点じた一碗がフン・セン首相に呈されました。
  フン・セン首相は2002年12月、アンコールワット寺院平和祈念献茶式に際してカンボジアを訪問された
千 玄室大宗匠(当時、家元)の表敬を受けて一碗を喫されており、当時、大宗匠に随行した泉本業躰が表敬訪問時の写真を取り出すと懐かしそうに当時のことを話され、「私たちのためにこのような機会を設けていただいたことに感謝します。大宗匠によろしくお伝えください」と謝意を述べられました。


当時の写真を手に話されるフン・セン首相


  首相ご夫妻は茶道の精神や設えについての解説に耳を傾けられつつ、和やかな雰囲気の中、日本文化を楽しまれました。