タイ王国ナリーラット王女殿下来庵


  1月30日(月)、タイ王国のシリワンナワリー・ナリーラット王女殿下が今日庵を訪問され、千 宗室家元夫妻、千 万紀子さんが咄々斎でもてなされました。
  王女殿下は金彩友禅を学ぶため入洛されており、今回は平成19年、20年に続き3度目の来庵になります。

  咄々斎では、万紀子さんが点てられた一碗を、家元夫人が王女殿下に取り次がれました。王女殿下は一碗をゆっくりと喫された後「もう一服いただいてもよろしいですか」との所望に、家元が応じられ一碗を謹点、万紀子さんが取り次がれました。

  王女殿下は「今日庵を訪問する度にお心入れのお道具でおもてなしいただき、嬉しく思います」と話されると、家元は「タイでは昨年洪水の災禍がありましたので、今年は少しでも良い年になるようにという願いを込めた取り合わせにいたしました」と説明されました。
  続いて、王女殿下自ら家元の指導でお茶を点てられるなど、終始和やかな雰囲気の中、予定の時間を超えて今日庵の滞在を楽しまれました。