オーストリア大統領夫妻に呈茶




  9月30日より公式実務訪問賓客として来日中のハインツ・フィッシャー オーストリア大統領夫妻一行が、10月2日に京都を訪問されました。
  午後5時半、迎賓館に到着された大統領夫妻は、田中映男駐オーストリア大使らとともに「夕映えの間」へ。白波瀬宗幸業躰による解説のもと、渡辺宗修業躰が点じた一碗を喫されました。茶道は初めてというご夫妻は、茶道の伝統・歴史そして茶道具についての両業躰の説明を興味深い様子で受けられ、強い関心を示されました。
  また、マルギット大統領夫人が点てられた一碗を大統領が召し上がる場面もあり、東京での主要行事を終えられての入洛でリラックスされた雰囲気のなか、日本の伝統文化に触れられ、和やかなひとときを過されました。





  本年は日本・オーストリア外交関係開設140周年にあたることから、両国で様々な交流事業が行われており、今回の呈茶が文化交流の架け橋になることが期待されます。