千 宗室家元が日韓首脳会談にて両国首脳に呈茶




  日韓首脳会談のため鹿児島県指宿市を訪れていた小泉純一郎首相と韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に会談の最後を飾る行事として、千 宗室家元は、12月18日(土)両国首脳にお茶を差し上げられました。
  指宿市内の白水館で行われた茶会には、小泉首相、盧大統領の日韓両国首脳が出席され、町村信孝外務大臣、高野紀元駐韓国日本国特命全権大使、藩基文(パン・ギムン)外交通商部長官、羅鍾一(ラ・ジョンイル)駐日大韓民国特命全権大使そして沈壽官窯15代沈壽官氏が同席されました。
  千 宗室家元の心配りによる朝鮮半島ゆかりの道具組みに、最初緊張気味の大統領も次第に気持ちが柔らいだ様子で、小泉首相と茶談義をされ、また自らもお茶を点てられ大変和やかな一時となりました。盧大統領は、家元に茶道について何度も質問をされ、当初の予定を大幅に超え、和やかにお茶を楽しまれました。
この後、伊藤祐一郎鹿児島県知事、田原迫要指宿市長らが見送る中、玄関前で別れの挨拶をされた盧大統領は、小泉純一郎首相とがっちり握手され帰国の途につかれました。




お茶を点てられる盧大統領 茶会会場の白水館