千 玄室大宗匠、メキシコ大統領夫人に茶の湯紹介
−日本の茶道に感激−


フォックス夫人に一碗を呈される大宗匠


  10月15日より18日までビセンテ・フォックス・ケサーダ メキシコ大統領が国賓として来日され、10月15日、大統領夫人のマルタ・サアグン・デ・フォックス女史、ご子息フェルナンド氏、デルベス外相夫人ら一行に千 玄室大宗匠が東京赤坂の迎賓館和風別館に於いて一碗を呈されました。

  午前11時30分、迎賓館和風別館に到着されたマルタ夫人らは大宗匠の出迎えを受けられ茶室へ。大宗匠の点前で一碗が献じられました。メキシコは、中米地域における裏千家茶道普及の要所として1968年のメキシコ・オリンピックを機に出張所を開設。同国内で茶道紹介がなされる機会が多く歴代大統領も茶道を体験されています。2004年9月には中南米地域の布教50周年を記念して各国の同門社中が一堂に会する「裏千家ラテンアメリカ大会」がメキシコシティーで開催予定であり、その説明がなされると、マルタ夫人から裏千家茶道の活動や歴史について熱心な質問がなされ、茶道の深遠さに感動された様子でした。


大宗匠による点前 大宗匠に熱心に質問をされるマルタ夫人