「エンプティの時間」


伊住政和著・伊住弘美編
淡交社刊 四六判・並製
定価1,944円(本体1,800円)
ISBN4-473-03150-0



内容
第一章 茶家からの贈り物
第二章 エンプティの時間
第三章 句に想う 一語一会の世界
第四章 これがお勧め!


  −あなたも、自分のためにでも、人のためにでもいい、一心不乱に茶を点ててみるひとときをもってみてはいかがだろう。
  間違いなくその瞬間こそ、無心であり、また空っぽの時間であるのだから……。
  茶は心の渇きをも癒してくれるものだ。
(第二章・茶道 肩の力を抜いて茶とつきあうより)


  本書は、故伊住宗晃宗匠が書かれた文章を、弘美夫人が心をこめて編まれた遺文集です。
  裏千家家元の次男として、「伝統と現代、文明と文化という対立軸をいかにつないでいくか」という茶道の今日的使命を自ら実践され、多方面で活躍しておられた伊住宗匠。その公私にわたる多忙な毎日が、けれんみのない文体から彷彿とし、ページを開くごとに伊住宗匠の温かな人柄に寄り添うような思いにとらわれます。
  俳句に想を得られたエッセイが好評だった本紙の連載「一語一会」も収録。44歳の生涯を駆け抜けられた伊住宗匠からのすばらしい贈り物…この一冊をどうぞご覧ください。




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