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裏千家東京茶道会館教室

レッスン風景2


  緊急事態宣言による2ヶ月近くの休講後、再開した久しぶりの教室。
  数回しかお会いしたことのなかった受講者同士ですが、すでにお仲間同士。再会できたことがとても嬉しかったです。皆、休講の間に復習してきたようで、「最悪な状況」も想定したうえで稽古の準備をされていた先生の期待を裏切って驚くほどスムーズに割り稽古が進行しました。
  私たち受講者にとって一番の試練は「正座」による「足のしびれ」。時折挟んでくださった「立ち上がる」時間に立ち上がれず苦労する生徒を横目に、平然と正座を続けている先生方には驚くばかりでした。
  割り稽古の復習は、先生の声と動作を見聞きしながら、先生の教えの通りに自分に集中する時間。頭で考えるのではなく、一連の流れをただ繰り返す。ひっかからず止まらず、スタートからゴールに行きつくまで流れに、型通りに必死でついていく。何故か分からないけれど心地よい時間です。その際、自分の中に出てきた言葉は「守破離」。基本が大切、今は基本の形を身につけることが大切な時間だと感じました。
  あっという間の2時間を過ごした後、清々しい気持ちの帰り際、再び拝見した床の間のお軸。夜空に浮かぶ「蛍」が本当に見えた気がしました。名残を惜しみつつ、来週を楽しみに帰路につきました。






  6月の2回目のお稽古では1人ずつの「盆略点前」を行い1つ1つの所作を丁寧に細かくご指導いただきました。
  経験の有無にかかわらず、1人1人に同じだけの時間をかけてご指導。いろいろな経験を積んだ受講者が一堂に会して、それぞれが学ぶ時間。自分と先生とのつながり、他者とのつながりの中で学びがより深まっていくことを感じました。たくさんのご指導で「目から鱗」、「わかった瞬間」の感動、この歳になっても「やり直せる」「できるようになる」ことの喜びをたくさん感じることができて感無量です。
  長年の間に癖がついてしまっている私は、その癖を直していくことは簡単ではないことでありますが、得難い機会であることを心に留めて、修正していけるといいなと思います。
  花はセンノウ(朱)、ホタルブクロ(白)。お菓子は「水無月」。氷片を模した形と魔よけの赤を表す小豆が特徴の氷室の節句にちなんだお菓子でした。
  お菓子からも、季節を大切にしてきた先人の教えを学ぶことができて、漫然と過ごしていた日々の生活の中、今まで見えなかった景色が見えるようになってきました。










レッスン風景1


  10年のブランクがあるとはいえ初心者ではない私が、今日が初めてという方々と同席させていただく事に、大きな不安と緊張の初日をむかえました。
  初日を終え、基本をもう一度 丁寧に教えていただける機会にとても感謝しています。






  今日教えていただいた「基本が大切」であることは、いろいろな世界でも言い尽くされている教えだと思います。これほど時間をかけて、「立ち方」「座り方」「お辞儀の仕方」「歩き方」などの基本を教えていただく機会は今までなかったように思います。
  本当なら日本人として、それぞれの家庭や学校などで身につけたい所作ですが、和室も和服も普段の生活から無くなりつつありますので、仕方のないことなのかもしれません。
  でも、美しい所作を学ぶことは、茶道に限らず、すべての場面において、グローバルな今だからこそ、日本人にとって必要なことなのではないかと感じました。
  先生は「基本が大切」であるということと、もう一つ、「失敗を恐れず、失敗をしてください」とおっしゃいました。この言葉で皆の緊張がほぐれたように思います。思わず笑ってしまうようなお話を交えながら、皆の「足のしびれ」にも気を配っていただき、さらに「コロナ対策」も万全にしていただきながら、とても充実した時間を過ごしました。
  他の受講者の方のとても熱心で素直な質問の数々は、「聞きたいけど今更聞けずにやり過ごしていた私」にとって、とてもありがたく、「失敗が恥ずかしい」という気持ちを心から追い出すことが目標になりました。
  利休道歌の「もとのその壱」は、本当に目の覚めるような「壱」だと実感しました。



  2回目のお稽古では二度目は一度目より深く理解できることを実感しながら学びました。続いて「襖の開け閉め」「客としての入室・床の拝見・釜の拝見」に伴う「足の運び」について、さらに「扇子の持ち方」「にじり方」「ひと膝よけ方」ひとつひとつを丁寧に習いました。





  全員が一緒に同じことを教えていただき、順番に実習していくので、ほかの人の所作を見る時間があるので、さらに学びも深くなります。
  所作には すべて意味があり、ひとつひとつの所作の意味「先人を敬い」「もてなしに感謝し」「相客に心を配り」「この一瞬は一生に二度とない出会いである」ことを確認し、厳かな気持ちを感じながら、今日の最後には、教えていただいた通りに点てたお抹茶をそれぞれ自分でいただいきました。これらの所作が頭で考えることなく、自然にできるようになることが目標であり、そして私の課題は、「残念ながら今までについてしまった間違った癖を直す」ことだとわかりました。最初が肝心。基本が肝心なのだと心の底から思います。






  盆略点前の準備が整えられたお盆の前に座り、帛紗捌きから茶筅通しまで 、一連の動きの練習しました。かなりブランクがあったので、当然頭ではすっかり忘れたと思っていましたが、驚いたことに体は覚えていたようです。流れていく所作に集中し、日常を忘れて次第に心が一点に集まり、落ち着いていく不思議な気持ちよさを思い出しました。初めての人には 難しいと思われるに違いない今日の稽古中、一生懸命先生に質問をしている人が多かったのを見て「わからないことをそのままにしない姿勢」に感服し、わが身の今までを反省しました。これから繰り返される練習で、頭ではなくからだが覚えていく感覚を皆もすぐに味わうのだろうと思います。





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