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レッスン風景2 |
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第4回のお稽古は、前回に引き続き盆略点前・客の所作という内容でした。
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今回も、まず茶道具を各人ごと準備しました。茶巾を濡らし余分な水分を絞り、茶筅、茶碗、茶杓そして棗を山道盆にのせ、道具の置き方の復習をしました。 |
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そののち帛紗扱いの復習です。帛紗をたたみ、腰帯に吊ったところからの取り出し方、帛紗捌き。所作が身につくまで、何度もなんども練習させていただけるので、きっと修了までには、身につくことだと思います。 |
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棗と茶杓を帛紗で清める所作も復習し、そののちに、茶筅通しと茶碗を茶巾で清める所作を習いました。この流れは、とても簡単に見えて難しいですが、ひとつ一つの動作を分解して解説してくださったおかげで、何とかついていけそうです。 |
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第5回目は、一連の流れを練習しました。覚えているところもあれば、うろ覚えのところもあり、一週間の過ごし方が表れるのでありました。 |
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後半は、茶室へにじって入る練習、あいさつの仕方、茶道具を持って入る際の足の運びを練習しました。あわせて、客の所作も少し練習をしました。 |
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毎回、先生より軸の解説や花の話を聴きますが、歴史的な背景、そして時の流れをわかりやすく解説してくださり、毎回感心しきりです。そのようなお話を伺う際に、つい筆記用具を持ってメモを取りたくなるものですが、茶室においては、本来、メモを取ることも写真に残すこともしてはならないのだそうです。眼で見て耳で覚えて感じ取る。記録を取ったり白黒はっきりさせることをせずに、ちょうどいいところをセンスよく(ファジーに)体得するのだそうです。 |
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第6回目からは茶室にて、亭主と客の役割をお稽古することとなりました。 |
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これまでは、和室にて割り稽古を重ねてきましたが、今日からは一連の流れを理解するお稽古です。盆略点前のお道具の準備を終えるとさっそく茶室へにじって入る練習をします。扇子を前に置き、体をにじり運び先生に正対し、また客も先生に正対しお稽古をつけていただくあいさつをします。 |
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つぎに、足運びの練習です。茶室の上座に向かうときは右足から、茶室の下座に向かうときは左足から、といってしまえば簡単に聞こえますが、正座から跪座(きざ)そしてお道具を持ったままの足運び、そしてまた着座する際の体の安定など、ぎこちなくなんとかこなせるといった感じです。 |
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また、自分の姿が他者からどのように見えているのか意識することも必要と教えていただきました。ちなみに私は湯を注ぐときに茶碗を覗き込むようにしていたため、体が右に傾いていたそうです。言っていただけなければ気づくことができないこのような細かなところにも意識が届くようにしなければと思いました。 |
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その後、今度は客側となり、亭主側の行う所作を客観的に見取り稽古しましたが、冷静になれば、すべて割り稽古でしてきたこと。家に帰ってからのイメージトレーニングと復習が重要と感じました。 |
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水屋にお道具を戻す際先生に質問してみました。「これらのお道具は、水で洗い流すだけで、洗剤は使わないのですか?」 |
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先生の答えは、「洗剤は使わない」でした。洗剤によりお道具の風合いが変化してしまうのだそうです。(※現在は流水洗浄の後、熱湯消毒をしています。) |
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今日も、多くを学ばせていただきました。 |
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