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ピアザ淡海教室

レッスン風景5


 2月のお稽古は、運びの薄茶点前の反復演練でした。
  私を含め、皆さん「位置の決定・順序・動作」に苦労していましたが、回を重ねるにつれだんだん「順序」については覚えることができてきました。すべてはパズルのように組み立てられた一連の所作であると感じながらも、自然にその順序に落ち着くのだと、腹にすとんと落ちる感覚があるまで、とにかく家に帰っても復習あるのみです。
 「動作」については、先生が当初から「構えを意識」とお話しされていたことを改めて思い出し、自分の動作は構えを意識しているか点検しながら行うことで、掴みかけてきているのではないかと甘い点数をつけている段階です(苦笑)
 さて、問題は、「位置の決定」です。なにより難しいと感じたのは、「棗と茶杓の拝見」の亭主の所作です。建水を勝手付にギリギリ引きますが、客付にまわる際、正座の足先が建水に当たるのではないかというくらいタイトな位置に座らないと、棗を清める際のスペースが足りなくなる。先生の見本の時にはあまりに自然で何も感じなかったのですが、自分がやって初めてわかる難しさでありました。






 「お棗・お茶杓の拝見」の問答も月末の回に初めて習い、まずは体験というところですから、訳が分からないなりにもこういうものなのだと先生のガイドに従い言ってみます。
  「銘は?」と聞かれたところで、おけいこ暦帳の2月の『茶の湯の銘』欄にあった言葉のひとつ「『下萌』でございます」と答えたところ、先生よりちょうど今頃にふさわしい銘である旨のお話をいただき、急に楽しく感じられたのでした。
 ちなみに銘を「『招き猫』でございます」と答えられた方の「茶杓の先っぽが招き猫の手に似ているから」という発想は面白く、自由でその方らしいと、とても感心した次第です。








レッスン風景4


  新年を迎え、今回からは運びの薄茶点前のお稽古です。盆略点前では扱わなかった水指・柄杓・蓋置という道具が新たに増え、その扱いがとてもシンプルに見えて深いです。まず、水屋でお道具の準備をしますが、建水に蓋置と柄杓を仕組む作業が増えました。
 水指というお道具はその自重と中の水の重さがあるので、ずっしりと重みを感じます。いざ、お点前を始めると、最初に扱うのは水指です。両手でしっかり包み込むように持ちます。次に茶碗と棗を持ち、点前座に進む時も構えを意識します。建水を持ち点前座に進む際は、バランスを崩し柄杓を落としてしまうおそれがあるので、進むときの足の運びや姿勢を正しくできるように体幹のトレーニングが必要と感じました。






  「お点前において、すべての道具は自分に向けて動作をし、差し出すときに相手に向ける。」意識すべきは「(道具の)位置の決定・順序(手順)・(正しい)動作」とのこと。
 盆略点前の時と基本は変わらないとのことですが、盆という決まったフィールドから、畳というフィールドに広さが変わったことで、位置の決定がとにかく難しい。初めて扱う柄杓は、お湯を汲んだり水を汲んだりするためのものですが、先生のお手本は美しく無駄なく静寂の中で清々としているのにいざ自分がするとなると体が誰かに乗っ取られたのかと思うくらい言うことを聞きませんでした。






 柄杓が場合によって扱いが違うこと、釜の蓋の開け方その時の帛紗の扱いや、水指の蓋の開け方また、その終い方など、覚えることが多岐にわたり、翌月も反復演練とのこと。
 今の段階で大事なのは「位置の決定・順序・動作」
 家での復習とイメージトレーニングが重要です。








レッスン風景3


 12月は計4回のお稽古がありましたが、盆略点前の亭主と客の所作を一連の流れで繰り返し体得する形となりました。
 今の段階で注意すべきことは、「割り稽古でしっかり各所作を覚える」ということでした。ですので、一連の流れは先生がしっかりアテンドしてくださり、私たちは重要なポイントをしっかり意識して各所作を体得することに集中できました。各所作のポイントをしっかり覚えることで、次の課題である薄茶の運び点前に入っていけるとのことでした。
 また、毎回「審美眼を養う」という意識を持ちながら、軸や花を拝見しています。














レッスン風景2


  第4回のお稽古は、前回に引き続き盆略点前・客の所作という内容でした。

  今回も、まず茶道具を各人ごと準備しました。茶巾を濡らし余分な水分を絞り、茶筅、茶碗、茶杓そして棗を山道盆にのせ、道具の置き方の復習をしました。

  そののち帛紗扱いの復習です。帛紗をたたみ、腰帯に吊ったところからの取り出し方、帛紗捌き。所作が身につくまで、何度もなんども練習させていただけるので、きっと修了までには、身につくことだと思います。





  棗と茶杓を帛紗で清める所作も復習し、そののちに、茶筅通しと茶碗を茶巾で清める所作を習いました。この流れは、とても簡単に見えて難しいですが、ひとつ一つの動作を分解して解説してくださったおかげで、何とかついていけそうです。


  第5回目は、一連の流れを練習しました。覚えているところもあれば、うろ覚えのところもあり、一週間の過ごし方が表れるのでありました。

  後半は、茶室へにじって入る練習、あいさつの仕方、茶道具を持って入る際の足の運びを練習しました。あわせて、客の所作も少し練習をしました。

  毎回、先生より軸の解説や花の話を聴きますが、歴史的な背景、そして時の流れをわかりやすく解説してくださり、毎回感心しきりです。そのようなお話を伺う際に、つい筆記用具を持ってメモを取りたくなるものですが、茶室においては、本来、メモを取ることも写真に残すこともしてはならないのだそうです。眼で見て耳で覚えて感じ取る。記録を取ったり白黒はっきりさせることをせずに、ちょうどいいところをセンスよく(ファジーに)体得するのだそうです。




  第6回目からは茶室にて、亭主と客の役割をお稽古することとなりました。

  これまでは、和室にて割り稽古を重ねてきましたが、今日からは一連の流れを理解するお稽古です。盆略点前のお道具の準備を終えるとさっそく茶室へにじって入る練習をします。扇子を前に置き、体をにじり運び先生に正対し、また客も先生に正対しお稽古をつけていただくあいさつをします。




  つぎに、足運びの練習です。茶室の上座に向かうときは右足から、茶室の下座に向かうときは左足から、といってしまえば簡単に聞こえますが、正座から跪座(きざ)そしてお道具を持ったままの足運び、そしてまた着座する際の体の安定など、ぎこちなくなんとかこなせるといった感じです。

  また、自分の姿が他者からどのように見えているのか意識することも必要と教えていただきました。ちなみに私は湯を注ぐときに茶碗を覗き込むようにしていたため、体が右に傾いていたそうです。言っていただけなければ気づくことができないこのような細かなところにも意識が届くようにしなければと思いました。

  その後、今度は客側となり、亭主側の行う所作を客観的に見取り稽古しましたが、冷静になれば、すべて割り稽古でしてきたこと。家に帰ってからのイメージトレーニングと復習が重要と感じました。

  水屋にお道具を戻す際先生に質問してみました。「これらのお道具は、水で洗い流すだけで、洗剤は使わないのですか?」

  先生の答えは、「洗剤は使わない」でした。洗剤によりお道具の風合いが変化してしまうのだそうです。(※現在は流水洗浄の後、熱湯消毒をしています。)

  今日も、多くを学ばせていただきました。






レッスン風景1


  滋賀県大津市のピアザ淡海3階和室・茶室にて、10月期「初心者のための茶道教室」が始まりました。
  会場入口には、受付を行うハンサムな和装の先生。そして受講される皆様。入室する前に、検温と手指の消毒を行い、足袋の代わりに事前にご案内がありました白ソックスに履き替え、装飾品等をすべて外して、少し緊張をしたまま、さっそくお稽古が始まりました。
  茶道を学ぶことは、「@歴史を学ぶこと、A和室・茶室での作法を学ぶこと、そしてB芸術・美術への審美眼を養うこと」であることとお話しいただき興味はこの3つに集約されるのだと自覚しました。
  茶道の流派、表千家・裏千家・武者小路千家の三千家について、そして懐中するお道具の紹介の後、正座の姿勢・立ち方・座り方を学び、早速試してみましたが、日常の何気ない動作が無駄なく美しく見えるさまになるまでには、筋力を鍛え、関節を柔軟にしたうえで、肩の力を抜いた自然体が求められることがわかりました。
  また、足はこびなど立居振舞いも、身に着けることができればどんなにすがすがしいことであろうと、長い道のりを確認することとなりました。
  体力と集中力を予想以上に使った感のある第1回目のお稽古でありましたが、このあといただきましたお菓子とお茶が、この上なくおいしく感じられた記念すべき初体験でした。






  第2回目のお稽古では、立居振舞い、茶室での軸や花の拝見の仕方を復習したのちに、帛紗の扱いを学びました。帛紗には「わさ」という縫い目のない折り目があり、それを目印に扱うとのこと。帯に帛紗をつけたり、手に持つときの動作や、「帛紗捌き」というたたみ方をお稽古しました。単純な道具がこれほどまでに扱いが難しいとは、思いもよらず、これは次のお稽古までに練習を重ねなくてはと思いました。
  そして喫茶店や和菓子屋さんなどで何度もいただいたお抹茶を、自ら点てるという、生まれて初めての経験をしました。ちなみにちゃんとおいしくできました。






  第3回のお稽古は、盆略点前・客の所作という内容でした。
  何もかもが初めてのことなので、道具の名前を覚えることもおぼつかない感じでしたが、やはり帛紗の扱いを覚えるのにみなさん苦労されていて、帛紗を捌いて、帯につけたところから、取り出し、帛紗捌きを行うところまでを、何度もなんども練習することとなりました。
  概ねできるようになったところで、道具を帛紗で清めることについて学び、山道盆というお盆の上に置かれた棗と茶杓を帛紗で清める所作を練習し、山道盆の上にそろえられたそれぞれの道具の置き位置を学びました。
  今回も、お稽古ののちに茶室にて軸と花について解説いただいた後、お楽しみのお菓子とお茶をいただきました。










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