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レッスン風景3 |
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今回は、帛紗捌きをおさらいした後、盆略点前のお稽古と合わせて、客の所作のお稽古。帛紗捌きは、どうしてもがさつに扱ってしまうところを、丁寧に美しく捌くように改めてご指導をいただきます。
盆略点前のお稽古にあたっては、点前に入る前の段階で、盆を持つと固くなり、足の運びがぎこちなくなってしまいます。また、点前の稽古では、ひとつひとつの所作をご指導いただきながら、記憶にとどめる様に慎重に点前をしますが、お客様の顔を見ていると自分の段取りが抜け落ちてしまいます。ですが、正座に耐えられる時間も、少しずつ長くなっているように感じられてきました。もっと流れがスムーズにいくように、堅い頭と固い体を使いながら、稽古に励んでいく所存です。
床の間には、淡い朱色の椿に黄色い秋のきりん草、そして紫色の薄荷の花が入れられ、季節の変わり目を感じさせてくれています。
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そんな季節の移ろいは早く、師走に入って最初の稽古日です。
月夜の屋外は静かで、茶道の稽古に熱中できる環境が整っています。また、床の間には、墨で書かれた箒の図と「流水寒山路 深雲古寺鐘」の軸が掛けられ、花は小輪の石蕗とほととぎす、心も静かに落ち着きます。
薄茶の運び点前の稽古はまず、水指を持って入ります。この水指は意外に重い。また、建水に柄杓を掛けて歩くのは難しく、肩に力が入り、ぎくしゃくした動きになり思わず柄杓を落としてしまいました。そして、柄杓の扱い方が難しく、お湯を汲むとき、水を汲むとき、置き柄杓、切り柄杓に引き柄杓。傍から見ていた時には、場面の違いで、柄杓の扱いが違うことなどは思いもよらなかったです。それぞれの場面での柄杓の扱い方に、十分に注意しますが、小手先ばかり気にしていると、畳にお湯をこぼしてしまいました。先生にご指導いただきながら、いかに柔らかく、いかに美しく見せることができるかを意識しつつお点前をしています。
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今日で8回のお稽古が終わりました。ちゃんとお点前が身についているのか少し不安ですが、茶道の世界に少しずつ入って行く実感があります。今日も先生と受講生に感謝しながら帰途につきました。来週のお稽古も楽しみです。 |
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