裏千家トップページへ 一般財団法人今日庵について

茶のこころ

お知らせ
レッスン風景
トップページ 教室一覧・申込 よくあるご質問 レッスン風景 お問い合わせ

初心者のための茶道教室トップ> レッスン風景トップ> レッスン風景 静岡労政会館教室
静岡労政会館教室

レッスン風景6


  茶道の門をたたき、早くも6か月が経とうとしています。コロナ禍においても、先生方の様々な工夫で、お稽古を続けて来ることができました。3月に入り、軸は「桃花千歳春」となり、文字からも温かさを感じる様になりました。教室では、個別の茶碗を使ってお濃茶を味わわせていただき、密にならない工夫をしながら花月の体験をしました。





  最後の稽古日を迎え、この日先生を通じ「入門・小習・茶箱点」の許状を頂戴しました。その後、茶杓、棗、茶碗などの説明を受けながら拝見し、吉野棚を使っての薄茶点前のお稽古をしました。
  20回のお稽古を経て、茶道の歴史、文化、そして茶道の心にいっそう興味を深めました。これからも、お稽古を続けて行きたいと望みます。










レッスン風景5


  花は椿、掛け軸は梅。冬から春への季節の移り変わりを感じさせてくれます。新型コロナウイルス対策で、3週間の間をあけて久しぶりのお稽古でした。
  ひとつひとつの動作をあやふやな記憶から思い起こし、先生に改めてお教えを頂きました。1月にお教えいただいた丸卓を使った薄茶の棚点前に続き、更好棚を使ってのお稽古。
  また、1月に丸卓のお稽古に出席できなかった受講生のために丸卓も用意していただき、二つのグループに分かれてのお稽古となりました。棗も平棗を使いました。同じ薄茶点前でも使う道具によって、扱い方が微妙に異なることを学びました。より美しく点前をするために工夫された扱い方だと感じました。
  棗は白漆を塗ったもので、ミルクティーのような色に趣を感じました。漆塗りについてのお話しの中で、白漆は、漆の原液に白い色粉を混ぜて色合いを出すのですが、どうしても少し茶色味を帯びるとのことで、純白に近づけるには真珠の粉などを混ぜると聞き、自然の色の繊細さに感心しました。
  茶道のお稽古は、お茶の味のみならず、香、茶器などの色彩、そして水・釜の音、そして体感。五感と深くかかわっていることを改めて感じました。










レッスン風景4


  令和3年、はじめての稽古です。「福寿海無量」の軸に迎えられ、教室に入ります。福徳と長寿が海のように集まるというめでたさを表現した禅語で、千利休の暮らした泉州・堺にある南宗寺の田島碩應老師筆とのこと。水仙、ねこやなぎ、椿の春の装いとともに、清らかになった気分で稽古に臨みます。
 年越しで3週間ぶりの稽古です。自信が無くなっている上に、今日からは丸卓を使った薄茶点前の稽古になり、新たに覚えることが加わり、少しとまどいましたが、先生のご指導と上手なお褒めの言葉により、少し自信を取り戻しながら稽古を進めることができました。






  お菓子は、「花びら餅」。新年にいただく由来もご解説いただきました。普段、口にすることの少ないお菓子ですが、程よい甘さ、白みそ餡のうま味、ごぼうの食感がマッチした絶妙な美味しさです。毎回のお菓子の解説も、知らなかったことばかりで楽しみです。
  今年、最初に点てたお茶は、稽古を始めてから今までで泡が一番クリーミーで最高の出来であるように感じます。受講生の方が点てたお茶の味も、ますます美味しいものになっています。これもひとえに、先生方のご指導の賜物と感謝です。






  新型コロナウイルスの影響で、受講生も思うように参加できないような状況ですが、細やかな消毒、換気の徹底など衛生環境に十分注意して教室を開催していただいている先生に感謝しながら、貴重なお稽古の機会を大切にして行きたいという思いが一層強くなった一日でした。






レッスン風景3


  今回は、帛紗捌きをおさらいした後、盆略点前のお稽古と合わせて、客の所作のお稽古。帛紗捌きは、どうしてもがさつに扱ってしまうところを、丁寧に美しく捌くように改めてご指導をいただきます。
  盆略点前のお稽古にあたっては、点前に入る前の段階で、盆を持つと固くなり、足の運びがぎこちなくなってしまいます。また、点前の稽古では、ひとつひとつの所作をご指導いただきながら、記憶にとどめる様に慎重に点前をしますが、お客様の顔を見ていると自分の段取りが抜け落ちてしまいます。ですが、正座に耐えられる時間も、少しずつ長くなっているように感じられてきました。もっと流れがスムーズにいくように、堅い頭と固い体を使いながら、稽古に励んでいく所存です。
 床の間には、淡い朱色の椿に黄色い秋のきりん草、そして紫色の薄荷の花が入れられ、季節の変わり目を感じさせてくれています。






  そんな季節の移ろいは早く、師走に入って最初の稽古日です。
  月夜の屋外は静かで、茶道の稽古に熱中できる環境が整っています。また、床の間には、墨で書かれた箒の図と「流水寒山路 深雲古寺鐘」の軸が掛けられ、花は小輪の石蕗とほととぎす、心も静かに落ち着きます。
  薄茶の運び点前の稽古はまず、水指を持って入ります。この水指は意外に重い。また、建水に柄杓を掛けて歩くのは難しく、肩に力が入り、ぎくしゃくした動きになり思わず柄杓を落としてしまいました。そして、柄杓の扱い方が難しく、お湯を汲むとき、水を汲むとき、置き柄杓、切り柄杓に引き柄杓。傍から見ていた時には、場面の違いで、柄杓の扱いが違うことなどは思いもよらなかったです。それぞれの場面での柄杓の扱い方に、十分に注意しますが、小手先ばかり気にしていると、畳にお湯をこぼしてしまいました。先生にご指導いただきながら、いかに柔らかく、いかに美しく見せることができるかを意識しつつお点前をしています。






  今日で8回のお稽古が終わりました。ちゃんとお点前が身についているのか少し不安ですが、茶道の世界に少しずつ入って行く実感があります。今日も先生と受講生に感謝しながら帰途につきました。来週のお稽古も楽しみです。






レッスン風景2


  床には、黒い花入と白い野路菊と薄紫のホトトギス。「花は野にあるように」の言葉通り、ごく自然な色彩で、私たちを茶道教室に迎え入れてくれました。





  教室の受講生は、性別、年齢層も幅広く、茶道人気の広がりを感じました。
  稽古は、まず、お辞儀の仕方の復習。そして、帛紗捌きから割稽古に入りました。紫色の柔らかい布なのに、どうしてか美しく形を整えることが難しい。また、手元ばかりに気を取られていると、帛紗を捌く自分自身の姿がぎこちない。しかし、何度か続けていると、捌く動作も流れ始めてひと安心。そして、棗の清め方。力を抜き、ゆっくりとした動作で、拭き清める。続いて、茶杓の清め方。この時お教えいただいた帛紗に付いた抹茶の払い方、大変参考になりました。茶碗を清め、一連の割稽古が終了。それぞれの行為が「拭く」というのではなく、「清める」ということに茶道の美しさを感じました。






  この後、立ち振る舞い、室内での歩きかたを学びましたが、足を上げずに歩くことは意外に難しく、痺れた足には、意外な苦行となりました。正座の間、無理しなくていいという先生の優しい言葉に素直に従っておけばよかったと後悔した次第です。
  そして、お菓子のいただき方を学び実践し、お茶を点てる体験をさせていただきました。いつもながらお茶の美味しさを堪能しました。







レッスン風景1


  「初心者のための茶道教室」の初日。この日、夜の部は、募集のフレーズ通りの初心者ばかりが参加しました。感染症対策のため、各自マスク着用のうえ、窓と襖を開けてのお稽古となりました。
  まず、最初に待ち構えていた難関は、座り方。久しぶりの正座に、すぐに足から感覚が遠のいていきました。正しい座り方を学んだあとは、「痺れそうならば無理しないでいいですよ」と、先生から優しいお言葉をいただき、要所以外は、クッションを使わせていただきました。早く慣れることを望むばかりです。
  正しく座り、正しく立ち、正しく歩く。先生方に見せていただいた見本は、まさに美しさを印象付けられました。
  その後、お道具の説明を受け、礼を重んじる茶道の話を聞き、お辞儀の仕方の稽古をしました。「真・行・草」それぞれの正しいお辞儀には、相手を慮る気持ちが込められ、礼儀正しいということは、美しさにつながっていると感じました。






  割稽古では、帛紗の扱い方を基本から丁寧にお教えいただき、茶道を始めたことを実感しました。となりの女性の初心者とは思えない所作に感心していると、自分の手付きがいっそう覚束ないものになり反省。
  稽古初日の楽しみは、お茶を点てる体験でした。先生のお点前を拝見した後、先生の手本を見様見真似でなぞりました。そして、自分自身で点てたお茶をいただきました。我ながら、そのお茶はとても美味しいものでした。
  最後に先生から、扇子に書かれた利休道歌の一首を教えていただきました。
  「その道に入らんとする思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ」お茶の楽しさ、茶道の深さを感じ、茶道をはじめる喜びを感じる一日となりました。







ページトップへ
copyright メールでのお問合せ 電話でのお問合せ 裏千家トップページへ