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初心者のための 茶道教室
2011年4月教室
裏千家(財)今日庵
フリーダイヤル(9:00〜18:00)
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ホテルオークラ東京教室

許状授与式

  9月14日(水)、ホテルオークラ東京「聴松庵」にて許状授与式と茶会が執り行われました。
床の間の利休居士画像に見守られ、大変厳粛な雰囲気の中、淡交会東京第二西支部の長谷川宗璋幹事長から一人一人に許状が手渡されました。
その後、長谷川幹事長の点前にて濃茶を、薄茶は立礼席にて行われました。

教室前 蹲踞を使って席入り

ご指導いただいた淡交会東京第二西支部の先生方と 掛物の説明


受講生より
  4月の開講以来、全22回はあっという間に過ぎてしまった
  ような気がしますが、振り返ってみると、毎週1回のお稽古
  に通うのはなかなかのハードワークでした。でも、先生方は
  「午前・午後・夜の部」と1日3回の指導をされているにも
  かかわらず、夜(19〜21時)の私達にも大変熱心にご教授く
  ださいました。「その熱意に応えたい」「お茶の世界にもっ
  と近づきたい」「1回のお稽古も無駄にしたくない」とい
  気持ちを生徒の誰もがもって臨んだ22回でした。そしてこ
  れらのことが走馬灯のように思い出された許状授与式は一
  人一人にとって感慨深いものでした。私たちを熱心に導いて
  くださった先生方、大変お世話になりました。また茶の道に
  入るきっかけを与えてくださった裏千家・淡交会に心から感
  謝いたします。



レッスン風景6

  8月24日(水)、今日のお稽古は東京第二西支部長谷川宗璋幹事長も講師陣に加わり、初めて濃茶を体験する受講生に優しく指導。講師の濃茶模範点前にみな興味津々の一方で、少し緊張の面持ちでした。初めて見る四方捌きや茶入の清め方など、食い入るように見つめ「先生の美しい所作に引き込まれました」と受講生。

初めて濃茶をいただきました


受講生より
    濃茶初体験をしました。先生の流れるような美し
  い所作にも感激しました。黒楽に生える濃い緑のお
  茶は全てを包み込むようで、深山の緑や京都の古寺
  の苔むした庭など、日本の自然を思い起こさせます。
  小間の中に感じる大自然。お茶の世界は創造性に満
  ちています。
    この日お濃茶をいただくのが初めての生徒がほ
  とんどで、味覚臭覚ばかりでなく、視覚も刺激され
  ました。皆で回しいただく濃茶により、コースの生
  徒同士の間柄も一座建立で、更に近くなったように
  感じています。



レッスン風景5

  7月6日 (水)、稽古は12回目を迎え、後半に入りました。
翌日は「七夕」。立礼席の床には掛物と並び「七夕飾り」が掛けられていました。先生も受講生も童心にかえり、短冊には書いた願い事を飾り、茶室にも心にも彩が添えられました。

御園棚と季節を映した平水指「阿古陀(アコダ)」床の間(立礼席)の七夕飾り


受講生より
  この日は「葉蓋」。「梶」の葉を水指の蓋の代わ
  りに用いて点前をしました。なんと風流であるこ
  とか!先生方の細やかなお心配りにより、お茶室
  には毎回異なった趣向が凝らされています。先生
  方に本当に感謝です。

  7月13日(水)、いつも指導いただく先生方に加え、東京第二西支部長谷川幹事長もお稽古をみてくださり、講師4名に受講生8名という大変贅沢なお稽古となりました。

丸卓と更好棚で


立礼席では御園棚で


受講生より
  同時に3組の稽古が行われ、手の空いた受講生は水
  屋で次の準備をする。皆、自分の役割を積極的に見
  つけてお稽古に臨んでいます。
  拝見の問答での一コマ。
  「お茶杓の御銘は?」との問いに、夏をイメージし
  て咄嗟に出たのが、「シャボン玉」。「シャボン玉?
  そんな御銘ないですよね。」と先生に伺うと「今は
  お盆でしょ。それもいいのよ(笑)」との返答。そ
  の後、茶室を見回すと、床の間には経筒型の花入と
  木魚の香合が置かれていました。今日の趣向は「お
  盆」だったのです。これも亭主の心遣いなのでしょ
  う。なるほどお茶の世界は“深い”。

  8月3日(水)、「桑小卓」での薄茶点前。柄杓を棚に荘り残した姿が受講生にとっては思いがけずまさに斬新的だったようです。「柄杓が倒れないかヒヤヒヤしました」と受講生。

甲赤は平棗の扱いで桑小卓

  8月10日(水)は「釣瓶」の水指を使っての稽古でした。
茶杓の銘も「遠雷」や「水しぶき」から「夏の名残」などへと移り、夏から秋へと季節の移ろいを感じつつ、あと残り5回となったコースを名残惜しむ受講生の声も聞こえ始めました。

「釣瓶」の水指を使って薄茶点前


受講生より
  利休居士が井戸で利用する「つるべ」(水を汲むた
  めの桶)を模して点前に取り入れられたとのこと。
  お茶を点てる半畳の空間に井戸端の涼しさまでをも
  取り入れてしまうことにあらためて驚き、先人の斬
  新な発想に敬服しました。



レッスン風景4

  6月8日(水)の稽古風景が届きました。
毎回お稽古の始めには、まず挨拶することから始まります。「真」のお辞儀により皆の気持ちがお稽古に向かいます。その後、先生からその日のお軸と茶花、花入などの説明があります。「茶道は季節を写し、自然そのものをお茶室に取り入れ、お茶室は室内でありながら、空気や風を感じることができる不思議な空間です」と受講生。


  薄茶点前に入り、柄杓の扱いも5回目。「そろそろ所作の美しさも意識してみましょう。」と、指導には徐々に厳しさも加わってきたようで、受講生もそれに応えたいと真剣です。


  「お棗、お茶杓の拝見を・・・」「お棗のお形は・・・」などの主客の問答では、道具についての知識も必要になり、広くは日本文化に目を向けることに繋がります。



受講生より
  茶室の少し明かりを抑えた雰囲気は、昼間の雑踏から別
  世界へ導いてくれます。茶道を習うこととは、「日本の
  文化を知り、親しむこと」なのでしょう。もっと知りた
  い、もっと極めたいとそれぞれが感じ始めています。



レッスン風景3

  6月1日(水)、この日は、淡交会東京第二西支部長谷川宗璋幹事長も指導陣に加わり、受講生は、いつも以上に熱心に薄茶点前の稽古に励んでいるようでした。皆、棗の清め方や柄杓の扱いにも慣れてきました。

長谷川幹事長(右)

一つ一つの所作を大事に


受講生より
  運びの薄茶も4回目となり、「動作」しての動きはな
  んとなく身についてきたような気がします。まだま
  だ「所作」と言えるほど美しく動けませんが、毎回
  先生方が一つ一つ丁寧に教えてくださるので、お稽
  古を重ねる度に少しずつ茶道に馴染んできた自分を
  感じ始めています。



レッスン風景2

  5月11・18日(水)、お稽古は柄杓の扱いが始まりました。まずは講師の点前を拝見。
受講生は「置き柄杓」「切り柄杓」「引き柄杓」と流れていく所作に動揺していると先生が「ここが大切」とまるで映像の再生機能のように繰り返し受講生に見せてあげていました。その後、受講生それぞれが先生の真似をしながら手元に用意された柄杓と薄茶点前との格闘が始まりました。

難しい柄杓の扱いもなんだか楽しくなってきました

薄茶点前2回目の稽古です



開講

  4月6日(水)、ホテルオークラ東京(東京都港区・虎ノ門駅)「聴松庵」に於いて開講。まず最初に「和敬清寂」の説明あり、その後、割稽古から稽古が始まりました。
  4月13日(水)、割稽古は帛紗捌きからスタートしました。
「わさの方を手前に…」「エッ、わさってどこですか?」「あ〜、そうじゃなくて、こう、こう。」と初めて帛紗を手にする受講生に講師方は、何度も丁寧に指導。
  4月20日(水)、初日の四規「和敬清寂」に続き、この日は「利休七則」の説明があり、「茶は服のよきように点て」から始まる7つの教えについて「普段の生活にも通じますね」と先生。受講生は皆説明に聞き入っているようでした。

蹲踞の扱い 席入り

  4月27日(水)、グループ分けをし、1グループは小間で、2グループは立礼席での盆略点前が始まりました。

立礼席で 小間席で


受講生より
  そろそろ受講生のキャラクターも顔を見せ、お稽古の最
  中にも笑い声が聞こえ始めました。(これって不謹慎か
  も。)
  蹲踞の使い方では「これを知っていれば、神社に詣でた
  際にも役に立つでしょう。」という説明に納得。茶道の
  所作それぞれが持つ意味や、次の動作に移る際の手際の
  良さ、合理性がわかり始めました。
  毎回季節のお軸が掛けられ、花が入れてあります。毎回
  新鮮に厳粛な気持ちでお稽古に取り組むことができるよ
  うに、また時間を無駄にせず、一人ひとりに丁寧に教え
  てくださる先生方はもう汗だくではないでしょうか。先
  生方の真摯なお姿には、感謝感謝です。