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初心者のための 茶道教室
2011年4月教室
裏千家(財)今日庵
フリーダイヤル(9:00〜18:00)
0120−31−1166

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サントリー美術館教室

許状授与式

  9月21日(水)、サントリー美術館「玄鳥庵」にて、修了茶会と許状授与式が執り行われました。
  台風接近という一日でしたが、受講生らによって、支部の先生方、家族や友人をお客様に広間と立礼席の二席で半年間の稽古の成果を披露し、楽しんでいただくことができました。亭主、半東も緊張で、口数少なくなりがちでしたが、列席の先生方のあたたかな言葉掛けにより、笑顔あふれる席となりました。
  茶会後に執り行われた許状授与式では、淡交会東京第五西支部 古賀宗司副幹事長により「入門」「小習」「茶箱点」初級資格が手渡され、全過程を終了しました。




受講生より
  許状授与式では、一人一人許状を拝受し、ここからがよう
  やくスタートねと、受講生同士これからもお稽古を続ける
  ことを確認しあいました。同じ場所、人とはまたご一緒す
  ることがないかと思うと本当に名残惜しいお別れでしたが、
  これからも連絡をとりあい、このご縁を大事に紡いでいき
  たいと思っています。
  ありがとうございました。



レッスン風景5

  受講生から8月の教室だよりが届きました。
  8月3日(水)、いよいよ教室も終盤になり、最終日のお茶会に向けて亭主、半東に役割分担、通しで稽古しています。この日、東京第五西支部 木村宗正幹事長もお見えになり、お客として正客をしてくださいました。先生方が笑顔で見守ってくださる中、和やかな教室風景です。



受講生より
    亭主も大変なお役ですが、菓子皿、お茶碗をひく
  タイミングは容易ではなく、半東さんも亭主、お客
  双方に気配りが必要な大事な役どころです。

  8月24日(水)、サントリー美術館教室では、「平花月」の稽古。その後、縁高でお菓子をいただき、先生の点前で初めて濃茶を体験しました。「濃厚なお茶にびっくりしましたが、たっぷりとした濃茶のあとの薄茶が物足りなく感じられるような気がしました」と受講生。

「平花月」では、5人の所作が揃うと気持ちがいいです!

濃茶初体験

  8月31日(水)、最終日の受講生による修了茶会を目指して役割を分担、本番さながらの稽古をしています。



受講生より
    今回からお運び・水屋担当もしっかり稽古。半東は亭
  主のそばでお客様にも気配りをして裏に指示を出しま
  す。茶会は亭主だけでなく、全員でのチームワークなの
  だということがわかりました。お茶会当日には滞りなく
  お客様においしいお茶を楽しんでいただけるよう努め
  たいと思います。
    教室とは別に、8月29日(水)、先生に引率いただき、
  初めてのお茶会に参加させていただきました。
  東海禅寺の六閑斎追善茶会です。残暑厳しい日でしたが、
  気持ちの良い風が渡り、お茶会の雰囲気を知る良い機会
  となりました。歴代宗匠の中で、唯一都内にお墓がある
  という六閑斎と、ゆかりのある沢庵和尚の墓所にもお参
  りすることができました。

追善茶会参加と六閑斎墓参(於:東海寺)



レッスン風景4

  7月の稽古風景が届きました。
  7月6日(水)、小間席では、棚を使った薄茶点前の稽古。先生から所作を細やかな指導により肘の張り方ひとつで動作が美しく自然になります。「先生のおっしゃる『手なりで』という言葉が大切なキーワードになりました」と受講生。
  ガラスの茶碗や糸巻きの蓋置など、七夕に因んだ道具で稽古しました。


  7月13日(水)、広間ではこの季節ならではの「葉蓋」を稽古。
水指の蓋に葉を用い、使用済みの葉は小さく畳んで建水に落とします。立礼席では替え茶碗で連客にもお茶を点て、お客もお互いのやりとりをお稽古しています。


「葉蓋」の葉の扱い

  7月20日(水)、立礼席では、先生が蓋置に海外の工芸品などをご用意くださりお茶の見立ての楽しさを教えていただきました。
受講生の方々にも変化が出てきました。この週末の「坐忘斎お家元との集い」への参加であったり、来月にも先生引率のもと、初めてお茶会に参加するなど、受講生同士でも少しずつですが、教室外への活動の広がりが見えてきました。

            溜精棚で瓢棚で



受講生より
  教室の雰囲気もとても和やかで、先生方の指導も楽しく、
  修了後の事を意識するようになり残念に思う受講生も少
  なくありません。どう続けていくかについても先生方に
  もご相談の機会をもちたいと思っています。



レッスン風景3

  6月の稽古風景が届きました。
  6月1日(水)
小間、広間、立礼と3席に分かれての稽古も2巡目に入りました。薄茶点前では、道具の拝見付で稽古を進めています。一点前の所要時間が長くなった分、時間のロスが無いようにと受講生は早めに来て、準備ができ次第、それぞれの席で稽古を始めるようになりました。


  6月8日(水)
今日は先生から利休七則についての話がありました。「さまざまな状況に対応できるよう準備をする、お互いを尊重しあうなど、あたりまえのようで実はとても難しいことばかり。茶道が長く続いてきた理由を垣間見る思いです」と受講生。


  6月15日(水)
カリキュラムでは、今日から棚を使った薄茶点前になりました。
小間は宗旦好丸卓、広間は玄々斎好更好棚、立礼は初回から使用している淡々斎好御園棚での稽古です。



受講生より
    柄杓の扱いに四苦八苦。特に、引柄杓は亭主が
  全神経を集中する様子にお客も終始ハラハラと見
  守り、点前が終わると皆ホッと笑顔になるなど、
  いい緊張感です。皆さん茶花にも関心が高くお稽
  古が終わると、お花の名前を確認し熱心にメモを
  したり、先生方も親切に対応くださっています。
    棚点前で最後に柄杓、蓋置、棗を荘り残します
  が、棚によって陰陽の考え方から配置が異なるこ
  とを知りました。知れば知るほど奥の深い世界で
  すが、根底に流れるものを少しでもつかんでいき
  たいと思います。



レッスン風景2

  5月11・18・25日(水)の稽古風景が届きました。
立礼席・小間・広間と3グループに分かれて稽古。盆略点前で鉄瓶から湯を注ぐ稽古から薄茶点前に入り、いよいよ柄杓を扱うようになりました。

  立礼席では、点前・客・半東に分かれて稽古。「柄杓で汲む」という所作に不慣れなため、指先に全神経を集中しています。



  小間席での稽古。亭主は足の運びを意識。客はにじってお茶を取りに出ます。

小間席は主客の位置が近く感じます

  広間席での稽古。八畳間では立ってお茶を取りに行き自席へ戻ります。ここでも足の運びの勉強となりました。


人の点前を見るのはとても勉強になります


受講生より
  主客それぞれ美しい所作があってはじめて、一期一
  会のお茶席の場面が作られることに気づかされまし
  た。
  “先生からの呼吸と動きをあわせて”というご指導
  が大変参考になりました。きちんと習得して、メリ
  ハリのある所作を目指したいと思います。



開講

  サントリー美術館(東京ミッドタウン・六本木駅)では、この度の大震災後、節電のために開館時間を短縮し営業をされています。そのため、今期の『初心者のための茶道教室』は夜間の開講を断念させていただきました。

   4月6日(水)、同美術館「玄鳥庵」にて開講。
  講師から「お点前の稽古はもちろんですが、こんな時だからこそ和敬清寂の心を少しでも知っていただきたい」と初めて茶道に触れる受講生を激励しました。
  その後、茶室への入り方、襖の開閉、真行草とお辞儀の使いわけなど、初めてづくしの稽古初日となりました。

淡々斎揮毫 扁額「玄鳥庵」 真行草のお辞儀

帛紗捌き 春らしい主菓子「花筏」

  4月13日(水)、2回目のレッスン直前に余震があり、一時館内エレベーターが点検運行待機などもありましたが、稽古は支障なく進んでいます。
この日は、帛紗の捌き方、茶巾の畳み方、茶碗の清め方など水屋での準備から行うようになりました。

真のお辞儀で 帛紗捌き

お茶とお菓子を美味しく 「白雲」


受講生より
  先生の仰る通りに茶巾で縁をすっすっと清めていくと
  「わあ、ちゃんと正面に!」との声が。複雑な型のよ
  うなお点前が、実はよくよく考えられていることに感
  心しきりです。先生方のように自然にできるようにな
  るまでのお稽古の日々を思うと、ため息がでてしまい
  ました。