アメリカで初めての茶道指導教材が刊行 全米の中学・高校の日本文化の学習に |
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アメリカの名門大学スタンフォード大学の国際比較文化研究所(SPICE)が千 玄室大宗匠ならびに千 宗室家元の協力を得てアメリカの中学校・高校の教員のため茶道の指導教材「TEA AND THE JAPANESE TRADITION OF CHANOYU」を本年4月に刊行しました。 平成15年4月、千 玄室大宗匠のスタンフォード大学での講演に感銘を受けたSPICEのディレクターギャリー・ムカイ氏が、大宗匠に茶道教材制作の協力を依頼。一年の制作期間をかけて制作し、アメリカで初めての茶道教材の刊行となりました。解説書の冒頭には、日本の文化的遺産を一層理解できるようにとの願いをこめて家元並びに大宗匠が挨拶を寄せられています。 134ページに及ぶ同教材は学校の社会、世界史、日本語などを指導するアメリカの教員を対象に、日本における茶の湯の起源、発展などに焦点を当てて、幅広く日本の総合的な伝統文化である茶道を紹介するもの。教材は茶事・紙芝居などが収録されたDVDと解説書から成り、教員が茶道を自分の工夫によってカリキュラムに取り入れることができるようになっています。 SPICEのウェブサイト(http://spice.stanford.edu/)を通じて販売されており、価格は、$44.95。 |