第51回東海地区大会




  平成31年4月20日(土)・21日(日)、沼津市において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第51回東海地区大会(富田和夫名誉地区長・富田英之地区長、主管:沼津支部・池田龍司支部長)が沼津市民文化センターを会場に開催されました。
  静岡県知事の川勝平太氏(代理 難波喬司副知事)、沼津市長のョ重秀一氏、静岡県議会議員の杉山盛雄氏をはじめ多数の来賓、地区内外より1,800名を超える同門社中が参加しました。

●つどい(於・沼津市民文化センター)
  20日、午後3時より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者89名、茶名拝受者163名、新入会員207名、合わせて459名の会員が参加。
  倉斗宗覚今日庵業躰による基本点前についての講義、家元の挨拶に続いて準教授・茶名拝受者を代表して、沼津支部の鈴木宗栄さんが謝辞を、新入会を代表して沼津支部の野村良子さんが誓いの言葉を述べました。




謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい(於・沼津市民文化センター)
  つどいと同時刻に開催され、ブロック内各青年部より119名が参加。
  「駿河には過ぎたるものが二つあり富士のお山に原の白隠」と、富士山と並び称された沼津出身の白隠禅師(1685年〜1768年)について、徳源寺住職 江本宗昭氏より講演があり、参加者は興味深く耳を傾けました。
  その後、千 敬史様の挨拶に続いて、敬史様、伊住宗陽様、伊住禮次朗様を囲んで記念撮影が和やかに行われました。


敬史様ご挨拶 記念撮影


●会議(於・沼津市民文化センター)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後4時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部からの諸報告が行われました。




●懇親会(於・沼津リバーサイドホテル)
  午後6時より開宴。富田地区長、家元からの挨拶、ョ重市長、杉山県議会議員の来賓挨拶に続いて、社本光永愛知第三支部長(特別参事)の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深め、木宮一邦静岡支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。


富田地区長 挨拶


ョ重市長 祝辞 杉山県議会議員 祝辞


社本支部長 乾杯の発声 木宮支部長による中締め


●大会式典(於・沼津市民文化センター)
  21日、午前10時30分より大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、過日逝去された大森一人愛知第一支部長、神野信郎三河支部長、川村悌弐元愛知第二支部長はじめ物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して富田地区長が挨拶、続いて主管沼津支部の森田信義副支部長より療養のため欠席となった池田支部長のメッセージが代読されました。その後、大会を記念して沼津市へ文化振興基金として金一封が贈呈されました。


富田地区長 挨拶 森田副支部長 挨拶


沼津市へ金一封贈呈


  家元の挨拶の後、来賓を代表して難波副知事、ョ重市長より祝辞が述べられ、最後に次期大会を主管する愛知第一支部の天野源之支部長より2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


難波副知事 祝辞 ョ重市長 祝辞


天野支部長 挨拶


  第三部では、家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。



淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「『看脚下』という言葉があります。人間は遠いところに答えを求めたがりますが、大切なものは身近にあるものです」と語りかけ「茶の湯の本来の在り方もそうです。地元のものに目を向けることで、皆さんの街の茶の湯の香りが消えることはないでしょう」と結ばれました。




●記念茶会
  大会期間中、沼津市民文化センターにて濃茶席、濃茶席(立礼席)、薄茶席、青年部・学校茶道席が設けられ、参加者は沼津の茶の湯文化に触れ一碗を楽しみました。


【濃茶席】沼津支部担当



【濃茶席(立礼)】沼津支部担当



【薄茶席】沼津支部担当



【沼津青年部・沼津学校茶道席】



  学校茶道の参加校は、不二聖心女子学院高等学校、静岡県立伊豆中央高等学校、加藤学園暁秀中等学校、海城中学校、加藤学園暁秀初等学校、三島市立徳倉小学校、清水町立清水南幼稚園の皆さん。