第46回 四国地区大会




  平成29年4月21日(金)・22日(土)、松山市において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第46回四国地区大会(中山紘治郎地区長、主管:松山支部 塩崎恭久支部長・厚生労働大臣)が開催されました。
  愛媛県知事の中村時広氏(松山支部顧問)代理で副知事の原昌史氏、松山市長の野志克仁氏代理で副市長の梅岡伸一郎氏、参議院議員の山本順三氏(今治支部顧問)、井原 巧氏(三島支部支部長)はじめ多数の来賓、地区内外より2,100名の同門社中が参加しました。

●つどい(於・ひめぎんホール)
  21日午後3時より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者40名・茶名拝受者68名、新入会員61名、合わせて169名の会員が参加。
  家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、松山支部の西田宗行さんが謝辞を、新入会員を代表して松山支部の有光優子さんが誓いの言葉を述べました。その後、倉斗宗覚今日庵業躰による平花月之式の実技解説が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい(於・ひめぎんホール)
  同日午後3時より開催。青年部のつどいにはブロック内各青年部より128名が参加。家元挨拶の他、松山市と所縁の深い正岡子規、夏目漱石が生誕150年ということに因み俳句の企画が催されました。




●会議(於・ひめぎんホール)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後4時より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●懇親会(於・松山全日空ホテル)
  午後6時より開宴。中山地区長、関 啓三松山支部副支部長、家元からの挨拶、加戸守行 元愛媛県知事の来賓挨拶に続いて、山本議員の発声で乾杯。塩崎千枝子支部長夫人より2月にご婚約をされた万紀子様に花束が贈られました。また、塩崎支部長も懇親会途中からご出席、挨拶をされるなど参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  吉岡敏正松山支部副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。


中山地区長 挨拶 関副支部長 挨拶


加戸 元愛媛県知事 祝辞 山本議員 乾杯の発声


塩崎千枝子支部長夫人より花束贈呈 吉岡副支部長による中締め


●大会式典(於・ひめぎんホール)
  22日午前9時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、去る3月17日に逝去された衆議院議員・新居浜支部支部長の白石 徹氏はじめ物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して中山地区長と主管松山支部の塩崎支部長より歓迎の挨拶。その後、愛媛県、松山市、松山市社会福祉協議会へ文化振興基金として金一封が贈呈されました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して、中村知事(代理:原副知事)、野志市長(代理:梅岡副市長)、山本議員、井原議員より祝辞が述べられました。最後に次期大会を主管する高知支部の池上武雄支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


中山地区長 挨拶 塩崎支部長 挨拶


愛媛県、松山市、松山市社会福祉協議会へ金一封贈呈


中村知事 祝辞(代理 原副知事) 野志市長 祝辞(代理 梅岡副市長)


山本議員 祝辞 井原議員 祝辞


池上支部長 挨拶


  第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として家元特別表彰、淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。


家元特別表彰 淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続く特別講演で家元は「この松山は裏千家五代常叟宗室と久松家とのご縁から長い積み重ねの中で、松山のお茶と京都のお茶が上手に交ざりあいながら素晴らしいお茶の先生方を生んできたわけです。この地で受け継がれてきたバトンを次の世代に渡すためにも、地域に根差した茶の湯者として一所懸命に取り組んでいただきたい」と語りかけられました。




●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(松山支部担当)、薄茶席(松山支部担当)、立礼席(松山青年部・学校茶道担当)、香煎席(松山支部担当)が設けられ、参加者は松山の文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】松山支部担当(於:愛媛県生活文化センター)



【薄茶席】松山支部担当(於:ひめぎんホール 真珠の間)



【立礼席】松山青年部・学校茶道担当(於:ひめぎんホール プラザ)



【香煎席】松山支部担当(於:ひめぎんホール 多目的室)



  学校茶道の参加校は、愛光学園、東雲中学高等学校、新田青雲高等学校、新田高等学校、松山北高等学校、松山東雲高等学校、松山中央高等学校、松山東高等学校、愛媛大学、東雲短期大学、聖カタリナ大学、松山大学の皆さん。