第47回山陰地区大会 |
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10月15・16日、米子市において、千 宗室家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏が出席され、第47回山陰地区大会(八村輝夫地区長)が開催されました(主管・米子支部、田原和行支部長)。 鳥取県副知事の藤井喜臣氏、米子市長の野坂康夫氏(米子支部副支部長)、衆議院議員の赤澤亮正氏(米子支部顧問)、淡交会理事の大谷宗裕氏はじめ多数の来賓、地区内をはじめ各地より1,300名を超える同門社中が参加しました。 |
●大会日程 15日、16時より米子コンベンションセンターにおいて「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」、米子全日空ホテルにおいて「正副支部長・幹事長会議」、17時30分より「懇親会」。そして16日は9時30分より米子コンベンションセンターにおいて「大会式典」。また、15・16日の両日にわたり米子市文化ホール・米子コンベンションセンターにおいて「記念茶会」が催されました。 |
●記念茶会 米子コンベンションセンターに濃茶席(米子支部担当)、薄茶席(米子支部学校茶道連絡協議会担当)、米子市文化ホールに薄茶席(米子支部伯耆青年部担当)の計3席が設けられ、参加者は各席の趣向を楽しみました。 |
【濃茶席】米子支部担当 |
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【薄茶席】米子支部学校茶道連絡協議会担当 |
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学校茶道の参加校は、五千石保育園、赤碕保育園、就将小学校、弓ヶ浜小学校、米子松蔭高校、米子工業高校、米子南高校、米子北高校、米子西高校、鳥取大学医学部の皆さん。 |
【薄茶席】米子支部伯耆青年部担当 |
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●会議・つどい 15日午後、記念茶会を回られた宗家方は「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」へ。続いて「正副支部長・幹事長会議」に出席されました。 |
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準教授・茶名拝受者代表「謝辞」 米子支部 本田宗道さん |
新入会員代表「誓いの言葉」 同支部 武田佐智子さん |
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正副支部長・幹事長会議 |
●懇親会 続いて17時30分からは、米子全日空ホテルにおいて懇親会が催されました。八村輝夫地区長による歓迎の挨拶に続き、田原和行支部長の挨拶。来賓を代表して野坂康夫 米子市長(米子支部副支部長)の祝辞。そして家元の挨拶、庄司尚史副地区長(淡交会監事・境港支部長)による乾杯の発声の後、家元は各席を回り記念撮影に臨まれ、徳千代眞史米子支部副支部長による中締めの挨拶で懇親会が締めくくられました。 |
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八村地区長挨拶 | 野坂市長祝辞 |
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庄司副地区長による乾杯の発声 | 徳千代副支部長より中締めの挨拶 |
●大会式典 大会式典は米子コンベンションセンターにおいて挙行。 第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、永年に亘り今日庵老分、淡交会理事、鳥取支部支部長等の役職を務められ、昨年10月に逝去された米原正博氏はじめ物故会員の霊位に対して一碗を捧げられ、一同も静かに合掌しました。 |
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第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して八村輝夫地区長と主管米子支部の田原和行支部長より歓迎の挨拶。絲原徳康副地区長より発表された大会決議にもとづき、米子市社会福祉協議会に金一封が贈呈されました。 家元は「茶の湯では、作法を学んだ上で自分の本来の姿を見つけるために研鑽を積み、修業を続けた後には自分の姿形に合ったお茶を楽しむことができます。皆さん方にはお一人おひとりが基本をしっかりと学び、それぞれの地域に適ったお茶を楽しんでいただきたいと思います」と挨拶。 |
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田原支部長挨拶 | 絲原副地区長より大会決議の発表 |
続いて、来賓を代表して藤井喜臣鳥取県副知事、野坂康夫米子市長、赤澤亮正衆議院議員より祝辞があり、来年度地区大会を主管する石見支部の岡田久樹副支部長による挨拶で式典は閉会しました。 家元夫人の挨拶の後、第三部「表彰会」では功労者表彰が行われ、家元より各賞が授与されると会場は拍手に包まれました。また、地区長表彰では64名の方々に表彰状と記念品が贈られました。 |
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家元夫人挨拶 | 表彰会 |
第四部「特別ご講演」は家元が登壇。家元は、「最近はお茶の世界でも感謝をするということが形骸化しているように感じています。あらゆるものに対して感謝をする日本の美しさというものを、皆さんの姿を通じて次の世代に伝えていっていただきたい」と話されました。 |
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大会終了後、家元は境港市にある境港市指定文化財 庄司家内(淡交会監事 庄司尚史境港支部支部長宅)の茶室扁額除幕に臨まれました。 この茶室は、江戸後期鳥取藩主の巡視にあたり、休息所の設置を命じられて建てられた母屋から楼橋で続く茶座敷で、茶室・湯殿・雪隠が一棟で構成される全国的にも例の少ない建築です。 この度、家元が「看庵」と命名され扁額を揮毫されました。 |
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