第38回山陰地区大会

「お茶の輪でつくろう明るい世の中を」のもと倉吉に1700人が参集


 第38回山陰地区大会は9月21・22日の両日、鳥取県倉吉市において開催されました。
 千宗之若宗匠、伊住宗晃宗匠列席のもと、鳥取県知事の片山善博氏、県議会議長の村田 実氏、 倉吉市長の早川芳忠氏、衆議院議員の相沢英之氏はじめ多数の来賓が出席、地区内会員ら約1,700人が倉吉市に参集しました。 折しも名産・二十世紀梨収穫の最盛期にあたり市内はどことなく実りの秋の高揚感に包まれ、 また、会場となった複合施設「倉吉パークスクエア・倉吉未来中心」のオープンを待って開催をこの時期とするなど、 満を持しての開催に、いやが上にも盛り上がりを感じさせました。
 22日、倉吉未来中心で行われた大会式典は、まず、若宗匠が「お茶湯の儀」を厳修。続いて、 小泉純一郎首相のメッセージビデオの放映があり、式典開幕の冒頭には、アメリカで起こったテロ惨事の犠牲者へ黙祷を捧げました。
 また本大会の名において社会福祉法人みのり福祉会に金一封を贈呈したほか、淡交会功労者の表彰、若宗匠の特別講演が行われました。
 2日間催された記念茶会は、濃茶席(於 倉吉茶道会館)、薄茶席(於 実宗軒)、立礼席(JA鳥取中央・太陽閣)の三席のほか、 倉吉未来中心アトリウムに「ふれあい席」が設けられた。倉吉茶道会館・実宗軒の充実した施設、 立礼席での可愛らしい幼稚園児たちのしっかりしたもてなしぶりなど、それぞれに味わい深く、茶道の浸透とさらなる発展が期待されました。



若宗匠によるお茶湯の儀


倉吉茶道会館の濃茶席


式典等の会場となった倉吉未来中心

ふれあい席にて