第49回九州地区大会
温泉情緒に秋の茶趣を添えて




  第49回九州地区大会(大会会長・後藤豊彦地区長)が、10月15・16日、日本有数の温泉地、大分県別府市に地区内同門社中約3600人が参加して開催されました(主管・大分支部、岩崎泰也支部長)。
  千 宗室家元夫妻は、大会前日の14日、納屋宗淡宗匠が急逝されたため欠席。来賓には、大分県知事の広瀬勝貞氏、別府市長の浜田 博氏はじめ多数が列席、温泉情緒を味わいながら温かにもてなされました。


挨拶される後藤地区長





●大会日程
  15日、午前11時半よりホテル白菊において正副支部長・幹事長会議、ビーコンプラザにおいて準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい、午後2時より記念式典を挙行。夕刻より杉乃井ホテルにおいて懇親会。


正副支部長・幹事長会議 準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい





●記念茶会
  両日にわたり、ビーコンプラザに濃茶席(支部長席)と薄茶席(支部席)・香煎席(学校茶道席)、べっぷアリーナに濃茶席(支部席)と薄茶席(青年部席)が設けられました。秋の風情と地元ゆかりの取り合わせで和やかでした。


ビーコンプラザ
岩崎支部長自ら席主をされた濃茶席 支部薄茶席


べっぷアリーナ
支部濃茶席 青年部による薄茶席


  学校茶道担当の香煎席





●大会式典
  冒頭、関根秀治淡交会専務理事より納屋宗匠の訃報が伝えられ、そのご冥福を祈り黙祷が捧げられました。奉茶の儀、続く式典において、発表された大会決議により、別府市・大分合同新聞福祉事業団に金一封が贈呈されました。
  功労者表彰、阿部宗正業躰による講演と続き、滞りなく終了。
  参加した会員らは、納屋宗匠の逝去の悲しみを振り払うかように、家元のもとに集う絆を確かめ合う大会となりました。


功労者表彰 寄金の贈呈