第54回近畿地区大会




  令和元年6月22日(土)・23日(日)、兵庫県豊岡市城崎町において、千 宗室家元はじめ宗家の方々が出席され、第54回近畿地区大会(佐竹力總近畿第一地区長、立野純三近畿第二地区長、樽谷清孝近畿第三地区長、主管:但馬支部 西村 肇支部長)が開催されました。
  兵庫県知事の井戸敏三氏(代理 金澤和夫副知事)、豊岡市長の中貝宗治氏(但馬支部顧問)、衆議院議員の谷 公一氏(但馬支部顧問)、小原游堂 宗鏡寺住職はじめ多数の来賓、地区内外より1,400名を超える同門社中が参加しました。


●つどい(於・西村屋ホテル招月庭)
  22日午後0時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催され、準教授拝受者46名、茶名拝受者41名、新入会員13名、合わせて100名が参加。
  家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して但馬支部の中嶋宗和さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部の森岡政代さんが誓いの言葉を述べました。また、つどい前半には倉斗宗覚今日庵業躰による割稽古についての講義が行われました。




謝辞 誓いの言葉


●青年部のつどい(於・城崎福祉センター)
  つどいと同時刻より開催され、近畿エリアの3つのブロック内各青年部より100名が参加。千 敬史様の挨拶に続いて、敬史様、伊住宗陽様、伊住禮次朗様を囲んで記念撮影が行われました。前半は「青年部の良さ」と題して各ブロック代表者による発表が行われました。


敬史様ご挨拶 記念撮影


●会議(於・西村屋ホテル招月庭)
  同日午後1時より「正副支部長・幹事長会議」が開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。




●大会式典(於・城崎国際アートセンター)
  午後2時30分より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。




  第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して佐竹地区長と西村支部長より歓迎の挨拶。その後、佐竹地区長から近畿第一学校茶道連絡協議会登録校への活動支援として寄付金贈呈が行われました。
  家元の挨拶の後、来賓を代表して金澤副知事、中貝市長より祝辞が述べられました。最後に次期大会の主管・西播磨支部の岡田兼明支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。


佐竹地区長 挨拶 西村支部長 挨拶


寄付金贈呈


金澤副知事 祝辞 中貝市長 祝辞


岡田支部長 挨拶


  第三部の表彰では、家元夫人の挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。



淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰


  続いて家元による特別講演が行われました。




●懇親会(於・西村屋ホテル招月庭)
  午後5時より開宴。佐竹地区長、家元からの挨拶、谷議員による来賓祝辞に続いて、樽谷清孝近畿第三地区長の発声で乾杯。途中、但州湯島の盆踊りが行われるなど参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深め、北村博司但馬支部副支部長による中締めの挨拶で会が締めくくられました。


佐竹地区長 挨拶 谷議員 挨拶


樽谷地区長による乾杯の発声 北村副支部長による中締め


  また、家元は同時間で開催の懇親会第2会場へ移動し、挨拶と乾杯をされました。




●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(但馬支部担当)、薄茶席(宮津支部担当)が西村屋ホテル招月庭に、立礼席(青年部近畿第一ブロック・但馬学校茶道担当)が城崎国際アートセンターに設けられ、参加者は各席の趣向を楽しみながら一碗を喫しました。

【濃茶席】但馬支部担当


【薄茶席】宮津支部担当


【立礼席】青年部近畿第一ブロック・但馬学校茶道担当



  学校茶道の参加は、県立出石高等学校、県立八鹿高等学校、近畿大学附属豊岡高等学校の皆さん。