第52回近畿地区大会




  平成27年10月17日(土)、姫路市において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第52回近畿地区大会(樽谷清孝近畿第三地区長、武田隆男近畿第一地区長、原田 収近畿第二地区長、主管:播磨支部 松本剛明支部長・衆議院議員)が開催されました。
  兵庫県知事の井戸敏三氏(近畿第三地区顧問)、姫路市長の石見利勝氏(姫路支部連合会会長)、衆議院議員の山口 壯氏、淡交会監事の廣田元孝氏(大阪南支部副支部長)はじめ多数の来賓、近畿三地区内外より1300名を超える同門社中が参加しました。

●青年部のつどい(於・姫路市民会館)
  午前11時より開催。青年部のつどいには近畿第一、第二、第三ブロック内各青年部より96名が参加しました。家元からの挨拶の後、青年部による「青年部会員拡大発表会」が行われました。



●つどい(於・姫路市民会館)
  午後0時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授66名、茶名拝受者95名、新入会員37名の計198名の会員が参加。
  準教授・茶名拝受者を代表して、播磨支部の田中宗彰さんが謝辞を、新入会員を代表して同支部会員で姫路市議会議員の萩原唯典さんが誓いの言葉を述べました。
  また、倉斗宗覚今日庵業躰による割稽古の指導が行われました。


謝辞 誓いの言葉


●会議(於・姫路市民会館)
  「正副支部長・幹事長会議」は午後0時30分より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。



●大会式典(於・姫路市民会館)
  午後2時より、大会式典を挙行。
  第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、淡交会物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。


  第二部式典では、主催者を代表して大会会長の樽谷地区長と大会実行委員長の松本支部長が挨拶。

樽谷地区長 挨拶 松本支部長 挨拶

  続いて、大会を記念して兵庫県の芸術文化振興基金と姫路市の文化振興基金へ金一封が贈呈されました。その後、家元が挨拶に立たれ、地区並びに松本支部長をはじめとする主管の播磨支部に対し感謝の意が表されました。

寄付金贈呈

  来賓を代表して井戸知事、石見市長が祝辞を述べられ、最後に次期大会を主管する大阪西支部の田所伸浩支部長より、2年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。

井戸知事 祝辞 石見市長 祝辞

田所支部長 挨拶

  第三部では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。



淡交フェロー


淡交会育成功労者表彰 淡交会青年部育成功労者表彰

  続く特別講演で家元は「現代は何かにつけて時間をかけることが厭われる時代です。しかし、時間をかけて繰り返し行うことでしか得られないものは確かにあります。その時間の経過が心を豊かにするのではないでしょうか」と語りかけられました。



●懇親会(於・ホテル日航姫路)
  午後5時30分より開宴。民謡集団「鯱」による姫山太鼓演奏の後、樽谷地区長、松本支部長、家元からの挨拶、石見市長による来賓挨拶に続いて、山口議員の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。
  小林敬一郎播磨支部副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。

樽谷地区長 挨拶 松本支部長 挨拶

石見市長 挨拶 山口議員 乾杯の発声

小林副支部長による中締め


●記念茶会
  大会期間中、濃茶席(播磨・西播磨支部名誉師範担当)、濃茶席(小林宗加姫路支部連合会副会長担当)、薄茶席(淡路支部担当)、薄茶席(青年部近畿第三ブロック担当、播磨学校茶道連絡協議会協力)が設けられ、参加者は5年半に及ぶ平成の大改修を経た世界遺産 姫路城(白鷺城)を望む城下町姫路の歴史と文化に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】播磨・西播磨支部名誉師範担当(於:好古園 潮音斎)


【濃茶席】小林宗加姫路支部連合会副会長担当(於:好古園 双樹庵)


【薄茶席】淡路支部担当(於:イーグレ姫路 交洋庵)


【薄茶席】青年部近畿第三ブロック担当、播磨学校茶道連絡協議会協力(於:イーグレ姫路 あいめっせホール)


  学校茶道の参加は、兵庫県立大学からの15名。