第47回関東地区大会

平成29年5月19日(金)・20日(土)、さいたま市において、千 宗室家元夫妻はじめ宗家の方々が出席され、第47回関東地区大会（森田均参事・関東第二地区長、上野孝理事・関東第三地区長、主管：埼玉県支部 半田昭雄名誉支部長、田中作次支部長）が開催されました。  　埼玉県知事の上田清司氏（埼玉県支部顧問）、さいたま市長の清水勇人氏（埼玉県支部顧問）代理で副市長の遠藤秀一氏、衆議院議員の武正公一氏（埼玉県支部顧問）、牧原秀樹氏、村井英樹氏、参議院議員の行田邦子氏、今日庵老分の井田純一郎氏（理事・東京第五西副支部長）、淡交会顧問の天江喜七郎氏はじめ多数の来賓、地区内外より2,000名を越える同門社中が参加しました。

●会議（於･浦和ロイヤルパインズホテル）  　「正副支部長・幹事長会議」は午後3時30分より開催。家元に続いて家元夫人が挨拶されました。また、主管支部による大会概要説明や地区・学校茶道連絡協議会・青年部から諸報告が行われました。

●懇親会（於･浦和ロイヤルパインズホテル）  　午後5時30分より開宴。森田関東第二地区長、関東第三地区長代理の岡田伸浩理事・関東第三副地区長、半田名誉支部長、家元からの挨拶、井田老分の来賓挨拶に続いて、相川宗一副支部長（元さいたま市長）の発声で乾杯。参加者は宗家を囲んで和やかに懇親を深めました。  　北清司副支部長による中締めの挨拶で締めくくられました。

森田関東第二地区長 挨拶	岡田関東第三副地区長 挨拶

半田名誉支部長 挨拶	井田老分 祝辞

相川副支部長 乾杯	北副支部長による中締め

◇大会二日目  　ロビーでは、田中支部長が手配された着物を着たアンドロイドロボットが音声や身振り手振りで参加者を迎えました。

●青年部のつどい（於･さいたま市文化センター）  　20日午前10時30分より開催。青年部のつどいには2つのブロックの各青年部より175名が参加。家元挨拶の他、砂永宗房パスト全国委員（参事補）による講演が行われました。

●つどい（於･さいたま市文化センター）  　同日午前11時30分より「準教授・茶名拝受者ならびに新入会員のつどい」が開催。準教授拝受者80名・茶名拝受者118名、新入会員155名、合わせて353名の会員が参加。  　家元の挨拶に続いて、準教授・茶名拝受者を代表して、埼玉県支部の鈴木宗生さんが謝辞を、新入会員を代表して埼玉県支部の石塚勝美さんが誓いの言葉を述べました。その後、中島宗基今日庵業躰によって「柄杓の扱いについて」と題した講義が行われました。

謝辞	誓いの言葉

●大会式典（於･さいたま市文化センター）  　同日午後1時より、大会式典を挙行。  　第一部「お茶湯の儀」では、家元が大会の開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告、ご遺徳を偲ばれるとともに、淡交会の物故会員の霊位に対して一碗が捧げられました。

第二部「式典」では、はじめに主催者を代表して森田関東第二地区長と岡田関東第三副地区長、主管埼玉県支部の田中支部長より挨拶。その後、埼玉県、さいたま市へ埼玉県文化振興基金・さいたま市文化芸術都市創造基金として金一封が贈呈されました。  　家元の挨拶の後、来賓を代表して、上田知事、清水市長（代理：遠藤副市長）より祝辞が述べられました。最後に次期大会を主管する小田原支部の飯沼寛雄支部長より、２年後の大会の成功に向けた決意表明がありました。

森田関東第二地区長 挨拶	岡田関東第三副地区長 挨拶

田中支部長 挨拶

埼玉県、さいたま市へ金一封贈呈

上田知事 祝辞	清水市長 祝辞（代理 遠藤副市長）

飯沼支部長 挨拶

第三部の表彰では家元夫人挨拶の後、家元から功労者表彰として淡交フェロー、淡交会育成功労者表彰、淡交会青年部育成功労者表彰が授与されました。

淡交フェロー

淡交会育成功労者表彰	淡交会青年部育成功労者表彰

続く特別講演で家元は「皆さんにはそれぞれお稽古で積み重ねてきたキャリアがあります。それを深く知ろうとすること、復習することによって茶席での応用力がつきます。あれもこれもと浅く広く学ぶのではなく、たった一つのことでも深く知ることで、ご自身の茶の湯観を育てていけると思います」と語りかけられました。

●記念茶会  　大会期間中、濃茶席（埼玉県支部長担当）、薄茶席（埼玉県支部担当）、立礼席（埼玉県青年部担当）、市民茶会呈茶席（埼玉県学校茶道担当）が設けられ、参加者はさいたまの文化と歴史に触れながら各席で心尽くしの一碗を楽しみました。

【濃茶席】埼玉県支部長担当（於：浦和ロイヤルパインズホテル）

【薄茶席】埼玉県支部担当（於：浦和ロイヤルパインズホテル）

【立礼席】埼玉県青年部担当（於：浦和ロイヤルパインズホテル）

【呈茶席】埼玉県学校茶道担当（於：さいたま市文化センター）

学校茶道の参加校は、朝霞市立朝霞第一中学校、越谷市立平方中学校、県立岩槻高等学校、県立浦和東高等学校、県立杉戸高等学校、県立羽生第一高等学校、浦和明の星中学・高等学校、クラーク記念国際高等学校、東京家政大学附属女子高等学校、国立東京海洋大学、国立埼玉大学の皆さん。