坐忘斎家元を囲むつどいin YOKOHAMA




  9月4日、横浜市において千 宗室家元夫妻、千 万紀子さん、伊住弘美様、伊住公一朗氏、伊住禮次朗氏を迎え、坐忘斎家元を囲むつどいinYOKOHAMAが開催されました。淡交会理事の大谷宗裕氏、関東第三地区地区長の上野 孝氏、関東第二地区地区長・淡交会参事の森田 均氏はじめ横浜支部内を中心に各地より800名を超える同門社中が集いました。
  本行事は東日本大震災により開催を見合わせていた第44回関東地区大会の代替行事です。




  午前10時、開式にあたり家元がお茶湯の儀を厳修。つどいの開催を利休大居士、歴代宗匠に奉告されるとともに、淡交会物故会員と東日本大震災で亡くなられた方々の御霊に一碗を捧げられました。




  続いて、家元、岡田伸浩横浜支部支部長、上野地区長から挨拶。表彰会では家元より特別表彰と淡交フェローが授与され、会場から受賞者に大きな拍手が贈られました。




岡田支部長挨拶 上野地区長挨拶


特別表彰(小林宗泰 小田原支部副支部長)


  特別講演では家元が登壇。開港の地として和洋折衷を織り成す横浜の魅力に触れつつ、「和洋折衷とは、それぞれをただ持ち寄ることではありません。お互いがお互いの良さを引き立てあってこそ和洋折衷と呼べるのではないでしょうか」と話され、「日本文化はパズルのピースのように様々な文化が組み合わさって成り立っています。次代に文化を伝えるために、自分自身が文化に染まってください」と結ばれました。




  会場には横浜支部港都・洒凡・はまなみ・ぴあ青年部担当の呈茶席が設けられ、参加者に開港の地・横浜の趣向で一碗が呈されました。




  式典後には昼食会が開かれ、万紀子さんの発声で乾杯。家元を囲み、懇親の輪が広がりました。