第34回関東地区大会

新涼の横浜・川崎に3800人が参集

 秋立つ風もさやかな9月28・29日の両日、淡交会川崎支部の主管で社団法人 茶道裏千家淡交会第34回関東地区大会が開催されました。
 千 宗之若宗匠夫妻、伊住宗晃宗匠出席のもと、高橋清川崎市長はじめ多数の来賓が出席、会場となったヨコハマ・グランド・インターコンチネンタル・ホテルとパシフィコ横浜国立大ホールは、異国情緒あふれる華やかな雰囲気の中に、馥郁(ふくいく)たる茶の香りが漂い、日本を代表する伝統文化一色に染まりました。
 28日、つどい・会議に続いて大会式典が若宗匠のお茶湯の儀で開幕。若宗匠が利休居士画像に一碗を捧げられると、参加者は静かに合掌。地区大会ならではの厳粛な雰囲気が場内を包み込む中、同門意識を高揚しました。 本大会には、小泉純一郎内閣総理大臣から大会記念冊子に祝辞が寄せられ、また会場でもビデオメッセージが放映され、大会に華を添えました。
 29日は、初秋の爽やかな晴天に恵まれ、川崎大師平間寺において記念茶会と、平間寺貫首・高橋隆天大僧正導師のもと、茶筅供養が厳かに執り行われました。


メインテーマ
「一碗からピースフルネスを」

サブテーマ
「お茶の輪でつくろう明るい世の中を」

会場となった
インターコンチネンタル・ホテル


大会式典 ─ 宗家とのつどい


野澤隆幸淡交会川崎支部長担当の
「大師平間寺席(濃茶席)」に臨まれる
若宗匠と伊住宗匠
茶筅供養


なごやかな雰囲気の学校茶道席