第34回北陸・信越地区大会 |
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新しい季節の息吹を感じながら 新緑を渡る爽やかな薫風のもと、加賀・小松の両市に1900人 |
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玄庵(千 宗室家元寄贈) | 仙叟宗室居士屋敷跡碑 |
若葉、青葉を渡る風も清々しい4月26・27日の両日、裏千家と縁の深い加賀・小松の両市において、第34回北陸・信越地区大会(嵯峨逸平大会会長・下条進一郎大会副会長)が開催されました。 主管支部は石川南支部(矢田松太郎支部長)。 宗家より千 宗之若宗匠、伊住宗晃宗匠が列席、石川県知事の谷本正憲氏、小松市長の西村 徹氏、加賀市長の大幸 甚氏、小松市教育長の矢原珠美子氏はじめ多数の来賓方、また、老分の堀部公允氏、湯淺暉久氏、北陸・信越地区内の同門ら約1900人が参加。両日とも爽やかな晴天に恵まれ、新しい季節の息吹を感じさせる霊峰白山の雄姿や癒しをもたらす温泉、自然に抱かれた町並みが参加者を温かく迎えました。 加賀・小松は、裏千家と古くから深い交流のある地。 古来「天下の書府」加賀と言われ、千 利休や豊臣秀吉と交友の深かった前田利家が茶の湯を定着させた後、3代藩主利常に仕え、加賀の茶の湯を育て上げたのが、裏千家4代仙叟宗室居士です。また、大樋焼の大樋長左衛門や釜師の宮崎寒雉らが、仙叟宗室居士の薫育を受けたことから、輪島塗・九谷焼等の伝統芸術とともに、茶の工芸においても優れた文化を開花させています。 |
準教授・茶名拝受者・新入会員のつどい 正副支部長・幹事長会議 |
大会記念式典 |
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「一碗からピースフルネスを」をメインテーマに |
「茶心をふかめてつくる和の世界」をサブテーマに |
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式典第一部で、若宗匠には、お茶湯の儀を厳修され、場内は清らかな静寂のヴェールに包まれました。 第二部では、嵯峨地区長、矢田支部長の歓迎の挨拶に続き、本大会を記念し、石川南支部学校茶道連絡協議会加盟の17校に校章入りの棗が矢田支部長より贈呈されました。 |
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■若宗匠特別ご講演 『平常心是道』という言葉の本義から修道の要諦を説き起こされ、「ありのままの心をコントロールすることの大切さ」を述べられるとともに、「今日なすべきことに自分が積極的に打ち込んで行けば、素晴らしい日になります」と結ばれました。 |
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■懇親会 この後、会場をホテルアローレに移して、「若宗匠様を囲む集い」が開かれ、最初にユネスコの世界無形文化遺産に第一号として登録された能・羽衣が披露され、雅な雰囲気のなか、懇親が深められました。 |
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また、ホテルアローレ・ベラヴィスタにおいて青年部懇親会を開催。 若宗匠、伊住宗匠、矢田支部長、元全国委員会委員長の品川一郎福井支部支部長も参加され、北陸・信越ブロック内29青年部の青年部会員との交流が図られました。 |
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記念茶会 |
翌27日、若宗匠と伊住宗匠は、記念茶会と展観席に臨まれ、会員や学校茶道の生徒らと和やかに語り合われました。なお、記念茶会は、25日から開かれ、石川南支部担当による濃茶席・薄茶席をはじめ小松市芦城公園内ギャラリー ルフレにおいて以下の学校の生徒・学生が青年部会員と薄茶席を担当しました。 |
●記念茶会 | |
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薄茶席 石川南支部担当 於 サンピア小松 | 濃茶席 石川南支部担当 於 称名寺 |
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薄茶席 青年部・学校茶道部担当 於 小松市芦城公園内ギャラリー ルフレ |
25日 | 大谷高校・小松市立高校・国立先端科学技術大学大学院 |
26日 | 大聖寺高校・山中中学校 |
27日 | 午前 東和中学校・芦城中学校・大聖寺高校・明峰高校 |
午後 辰口中学校・寺井高校・小松高校・寺井中学校・小松商業高校 |
●展観席 | |
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本席(仙叟屋敷) 床 |
玄 庵 | |
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元伯宗旦筆 不二画賛 六閑斎宗安箱 |