第42回 北海道地区大会
苫小牧で16年ぶり、全道より1900人が参集し盛大に開催


  第42回北海道地区大会が、9月13・14日の2日間、苫小牧市において開催されました。
 地区大会は、宗家との一体感の中で同門意識を養い、地区内にある各支部の融和、地域社会への茶道の啓蒙・PRなどが目的。全国にある淡交会17地区でそれぞれ毎年開催しており、苫小牧市での開催は16年ぶり。千宗之若宗匠、伊住宗晃宗匠列席のもと地区内会員ら約1900人が参集しました。
 14日、市民会館で行われた大会式典には、苫小牧市長・鳥越忠行氏、衆議院議員・岩倉博文氏、道議会議長・酒井芳秀氏はじめ多数の来賓が出席され、若宗匠のお茶湯の儀で開幕。冒頭アメリカのニューヨーク・ワシントンで相次いで起こったテロ惨事の犠牲者へ黙祷を捧げました。また本大会の名において青少年育成事業のために苫小牧市に金一封を贈呈したほか、淡交会功労者の表彰、若宗匠の特別ご講演が行われました。
 記念茶会は2日間催され、グランドホテルニュー王子に濃茶、薄茶の2席が懸かったほか、丸井今井苫小牧店には「ふれあい席」として一般市民が多数来席し、一碗のお茶に和んでいました。
 小雨のなか着物姿の会員たちが市内あちこちで交流、裏千家の同門意識を高揚し茶道の平和理念の啓発に大いに貢献しました。






札幌今日会
9月15日には、札幌グランドホテルにおいて札幌今日会が開かれました。今日会は、裏千家茶道を通じて地域社会の文化の振興のために開催されるもので、地元の各界著名士が会員となっています。夕刻より、約30人の会員が出席して総会、ならびに若宗匠ご講話の後、懇親会が催され、若宗匠を交え親しく歓談されました。